つい先日こういうエントリを書いて

今朝こういうnote(ワールドエンドヒーローズ、始めから終わりに向かっていた最高の作品へ寄せて|即身仏|note)を読んで

とか言ってたら

明日は我が身どころじゃなかった。同日だった。

今日めちゃくちゃたくさんソシャゲ終了のお知らせが出てたな。わたしはソシャゲはほとんどしないけど、それでも名前は見たことあるタイトルがたくさんあった。夏を越えられなかったか……って思いながら見た。

いやでも、星鳴エコーズのサービス終了は別に青天の霹靂じゃないなって思いました。4月に運営体制縮小して、それからずっと全員星5のチーム別の掘り下げなイベントをやってたけどつい先日最後のチームが終わった。メインストは今どっかんどっかん盛り上がってるところで、でももうすぐ終わるところ。終わりを迎えても何ら不思議ではなかった。
次のイベント告知が来るか、サービス終了のお知らせが来るかっていう感じだった。

さっきも書いたけどわたしはほぼソシャゲはしない。同僚の押しでツイステをダウンロードはしてるけどまだはじめてない。刀剣乱舞はほぼ5周年組だけどここ3カ月ぐらいやってない(やりたいときだけやる)あとはシャニライと星エコだけだ。

星エコとはマチアソビで出会った。マチアソビの前夜祭で女性向けVRをやるといっていたのがジークレストだ。夢100というゲームがあるのは知っていたがファーストコンタクトがこれだった。
そのイベント期間は台風とぶち当たっていて、初日は現地は晴れていたけど、陸海空ありとあらゆる交通機関が遮断されていて前日入りと現地勢しかいなかった。当然ながらジークレストもまた来れておらず、2日目はわたしの時間配分ミスで行けず、3日目は朝イチ突撃することでなんとか体験することができた。その待ち時間にモニタに流れていたのが星エコだった。

10/8 マチアソビvol.21 夢100VR・アイナナトークイベント #マチアソビ colorful

興味をもったのはメインシナリオが実質GoRA担当ということだった。わたしはKの民だ。ちなみにKに興味を持ったのは「なんかラノベ作家が集団をつくってアニメを作るらしい」という話を聞いたからだった。

この後もマチアソビと星エコはまあまあ絡み合う。星エコトークイベントがあったり(体力不足で夕方の両国公園は行けなかった)、東日本に多大な被害を出した台風のあと延期日程として開催されたマチアソビで、成婚広場でひとりぽつんと売り子さんがいたのを覚えている。

でも星エコのサービスインはこの後だ。この時はもうとっくにフォローは外していたと思う。ずっと楽しみに待っていたわけではなく、ずっと始まらなかったからもういいやーと思ったのだ。あとで知ったことだが星エコは延期していて、まだ始まってもいないゲームのコラボカフェがあったりしたらしい。
でも地方者でそういう方向にはまったくもって疎い人間としては企画倒れしたのかなと思ってたらたまたまサービスインした日に再発見して、インストールして、はじめた。(インストール後、ゲームを始めるまでにアホみたいにタイムアウトして、データのダウンロードにめちゃくちゃ時間かかった)

サービス終了って言われてもそんなにしょげかえることなく、悲しくもないのは
・紙の本が出ること
・オフライン仕様のアプリが追加提供されること
・メインストーリーを端折ることなく第2部最後までお届けすると明言されていたこと
・圧倒的な面白さを保ったまま終わること

だ。

わたしは最初から星エコの面白さはラノベ的な面白さだと書いた。わたしは少年向け少女向け両方のラノベのオタクであり、週刊少年ジャンプ本誌のオタクだ。
この2つに共通するものは「物語途中だろうがなんだろうが強制終了されることがごく普通にあること」だ。
よっぽど「はやりものだけ読んでます」という人でもない限り「好きな作品が打ち切られた」経験は誰しもあるはずだ。
「あんなにも人気が高かったのに続編は出ないのか」とか「こんなにも続編が渇望されているのに何故でないのか」とか「あと1冊で終わるのに続きは出ないのか」とか、「わざわざ完結済みのの作品を改稿して出版し直すのに最後まで出ることはないのか」とか「アンケートはがきを出し続けたが打ち切りを阻止することはできなかった」とか、「めっちゃ引き伸ばされてついていけなくなって脱落した」みたいな経験あるだろう。
そういうのに比べれば最後まで描かれることが保障されており、紙に課金すればある程度続編が供給されるのだ。想定より相当上で終わりを迎えるらしいことが今日のお昼わかった。

もしかしてこの経験があるから「セルランをみて一喜一憂する」「○○が××だからサ終が近い」と闇に足を取られる人の気持ちが理解できないのだろうか。どんな作品であれ終わるときは終わるしひとりが足掻いたところで終了を止めることはできないのだ。(今はファンベースという考えがあるらしい。新書を積んでいる。今度読みたい。)

サービス終了してほしくなかった理由としてあるとすれば「摩耶のバースデーガチャを回したかった」だろう。推しのガチャを回したくないオタクがいるか? 11月に星エコがサービスインした。摩耶の誕生日は10月、もうひとついえばわたしの誕生日も10月。そしてサービス終了は9月。ガチャはともかくわたしの誕生日に誕生日を祝われたかった。いろんな人のコメントを見たかった。あまりにも無慈悲。

先日「ガチャを回す魅力は今ない」と書いたが、4月の運営縮小に伴い新規カード追加がなくなった。今のわたしは実装されているカードの8割近くを持っている。あとの2割は通常のガチャでは出ないバースデーガチャのカードも含まれている。あまりにも分が悪い。
星エコのガチャは比較的星5が出やすいが、ピックアップガチャについては「ピックアップとは?」というぐらいピックアップ対象カードが全くでなかった。

今日は星鳴エコーズに関わった小説家の無念が刻まれたツイートもRTされてきた。ここに至るまでたくさんの話し合いがもたれたかもしれないし、やるせない気持ちを抱いたかもしれないし、最後にでかい花火を打ち上げよう的な話があったかもしれない。でもわたしの目にはそれらは観測されない。ただ「星鳴エコーズは面白いまま終わる」という事実のみだ。

末尾になるが、わたしは星鳴エコーズのユーザーサポートにたびたびお世話になっていた。困りごとがあったのはほんの1,2回だと思う。あとは「これ誤字でーす」という報告とか「最近めっちゃ面白いですね」という感想をお届けしていた。いわゆるファンレターの代わりだ。

今日休みだったけど気温とこのご時世で外出する気になれなかったので、おうちで推し各位に向けてファンレターをごりごり書いていた。封筒だといろいろ書かなければって思うけど、はがきは書ける量が決まっているのでお勧めだ。ちなみにサービス終了のお知らせを聞いたのもそのさなかのことだった。

ユーザーサポートに向けて書いていたメールは、99%返信はなくても困らない内容(誤字報告レベルと感想)で、「ユーザーから来たメールを返信する」というタスクを増やしたいわけではなかったので、「返信は不要です」とつけて送っていたが、実際本当に返信がなかったのは1通あるかないかだ。だいたい「返信不要と書かれていましたが、お返事差し上げることをお許しください」と丁寧な返信が帰ってきていて、多忙な時期は「今問い合わせが多いので順次返事してますごめんやで」っていうメールがあったのち返事があったりした。
ご丁寧にすみませんありがとうございますといいう気持ちで読んでいた。あれはジークレストの中の人なのかもっと下請けだったりするのか分からないけど、個人的には「ジークレストのユーザーサポートはすごくしっかりしている」っていう体験になりました。でも日祝の昼に送ったメールが日祝の深夜に打ち返されていると「労働基準法大丈夫ですかお休みちゃんと取れてますか」っていう気持ちになったね(そういう企業土日祝休みだって思ってる)

オフライン版がリリースされるとはいえ星鳴エコーズとはあと1カ月ちょっとのお付き合いになる。限られた日時を楽しんでいきたい。

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このエントリはnoteからアーカイブ目的の転載です。