つばさ文庫版の少年陰陽師を読んでみました。
つばさ文庫版のスレイヤーズはかなり別物になっていたようですが(→うららさんところ参照のこと)こっちはほぼそのままでした。というかあまりにも違和感なさ過ぎて笑った。
変更点はルビの大幅増量と若干漢字をひらくのと、イラスト全般。
イラストはオール描き下ろしでした。同じシーンを描きなおしているのもあるし、新しく描いたのもあり。
ちなみにビーンズ文庫は全8ページでしたが、つばさ文庫版は14枚ありました。単位が枚なのは1ページぶち抜きもあれば1ページの半分の大きさ1のもあるので。
漢字→ひらがなについては雰囲気重視なのか「これがひらかれる(ひらかれない)のか」というのが結構ありました。たとえば「鼈2」はそのままで、「探さなきゃ」がひらがなになっている。
「怨霊が闊歩している」とかもそのままですが、これはひらがなにしたら字面が不細工になるし、そうすることでかえって意味が分からなくなるのではと思うのです。
それなら他のことばに置き換えたほうがよくね?→一部だけ置き換えるならバランスが悪くなるから全体的な修正が必要にならないか→元々子ども向けに書かれている作品をさらに低年齢層向けに書き換えるとか誰得(゚д゚)→これはこのままでいい! という結論に至った。
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