5月読んだ本まとめの感想のひとつとして書き始めたらなんか長くなったので、独立して記事を書くことにしました。

<前置き>
ただの感想です。
話が寄り道にそれたり話が落ちてないのは仕様です。
長いです。
</前置き>

5月は再読の波にさらわれて「自分がラノベを読み始めたときに読んでた」ラノベを何冊か読んでました。具体的にいうと冴木忍の「空みて歩こう」と小林めぐみの「必殺お捜し人」の最初のほう。
読後感が「やっぱりこれ好きだわ……(しみじみ」とか「10代向けファンタジーにイラストをつけてみたが近い」っていう感じでした。昔のラノベ読んでるというよりは小学中学ぐらいで超読みまくったハードカバーの児童文学のファンタジーの文庫版を読んでいる感じ。

私のなかでは「ライトノベル」=「イラストが付いた基本10代向けファンタジーとか色々」なんですが
「イラストがついた基本10代向けファンタジーとか色々」≠「ライトノベル」なのです。
そこもイコールにするとRDGもラノベになるんじゃないか?→それは超違和感が!
つばさ文庫のスレイヤーズはどうなるんだ!という突っ込みどころがありますが、今回はその話ではないので置いておきます。

とりあえずこの2冊の紹介なんぞをしてみる(古きラノベ読みが懐かしいな再読したいな罠にかかるかも……とか思ったのだ

必殺お捜し人は後半はともかく前半のほうは「捜し屋を営むウィル・ゴーダとその幼馴染みのマギーとバズ(全員12歳)がウィルの元に持ち込まれた依頼とか謎に首を突っ込んだりして冒険する話。
活動範囲はヨルカ村と馬車で1時間のサンマリーズ。」
ウィルは天才とかいわれてるけど、一皮むけば普通の12歳。3人の中では自分がリーダーだとおもってる。
マギーはウィルだいすきーな元気少女。バズを振り回している。
バズは気弱で人見知りで頭はいいけどドジ。マギーにはいいところを見せたい。ウィルはライバル。

空みて歩こうは「スリを生業とするマユリはぱっと見貴族サイの財布を狙ったがそれが運の尽き。色々あって2人は一緒に旅をすることになった」というスタートの話です。ばっさばっさ軽快に人が死にますが凄惨さはありません。割と恋愛ものです。

2作品とも現代が舞台ではないけど異世界が舞台っていう感じもしない。
100年200年遡ってヨーロッパあたりをみたらこんな世界あるかもしれないっていう雰囲気。
お捜し人の小さい子がきゃっきゃ頑張ってる姿が可愛いし
空みて歩こうの能ある鷹は爪は隠してないけど頭に花咲くアホ男子×強気女子(一般人)はわたしの萌えテンプレです。

twitterでsoundseaさんに「今のラノベでお捜し人みたいなのってあります? わたし児童文学の方向にしか想像付かないんですけど」とか言ってて、そのときはそれで終わってオススメを聞いて図書館で星の砦を借りたりしてきました。
昨日寝る前に考えてたのではGOSICKsとかお留守バンシー辺りなのかなあ、と思いました。

書きながら話の着地点を考えているんですが、銀のさじとかつばさ文庫で復刊しても驚きはないよなあということを今ちょっと思った。ハルヒとか少年陰陽師とか続々とつばさ文庫化するようだしお捜し人は12歳が頑張る話しだしなあ。

こんなことをだらだら書くぐらいには自分の読書歴を遡るのって面白いなあ。
あの時は違う視点が確実にできてる。その分失われるものもあるんだろうけど新たな視点に乾杯。