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大国の女王と年の差婚して自分と大して変わらない年齢の長子を筆頭に7人の子持ちになった17歳の王子、その後。
軽めの家族ものなんですが、軽さが従来のビズログ的な軽さっていうかパロが割とこんこん含まれている分まるマ的な軽さ……。でもジゴロのお父さんを探して泣きながら走ってくるマリアとかちょうかわいくて私も満足度は高すぎる。双子で家族ものでという時点で私に勝ち目はなかったのだ。
今回はリヒト王子(パパ上)がお父さんになろうとしてたり悪い男が滲み出ていたのでよいと思います。
いやしかし長男長女と双子さえいれば後は別に不問っていう感じですなー。
今回ジゼルはまあまあ、あれなんですが国を離れる今回はアルマまじ出番なし。
「じゃあめだまだしてー」とかいうふたごかわいい。猛獣でも可愛い。
あとがきにそこはかとなく不穏な感じが漂ってたんですが、まさかこれで終了なんだろうか。
もうちょっと読みたい。
グラネウスの髪型があまりに豪華な縦ロール過ぎてお前余暇はテニスとかするべきなんじゃないのとか思った冒頭。今回はひたすら入退場が激しかった前巻比コメディ要素が割とあったと思います。
ジスカルドが少女漫画の主人公をしていた。ただし女子。あの人は女子。でもがんばった!
リュクは新しい扉開いちゃった! <Arkと呼ばれたもの>1にぎっちゃった! 信仰と自己暗示と澄み渡る覚醒とっちゃった! 絵が完成したら正気に戻るんだろうか……。
幸せな王子の結末を書いてくれたら望みを叶えるよといわれたゼオの中身はあまりに酷い過去を抱えていて、そらそう育つよなあ……と思った。
あとわたし「女王陛下万歳!」とか「アルヴァレス将軍に続けー!」とか進軍のシーン好きだよね。
その先に待っているのが勝利であれ絶望であれ。うん。ひさしぶりに再確認。
ノーラは羞恥と引き換えにセイグラムの呪い打破おめでとうございます。
ようやくゼオ編も終わりが近づいている。夫婦の再会はすぐそこだ。
- と書いて絵筆と読む [↩]
こんにちはカップアイスはとりあえず蓋から、まろんです。
新作が出てしまったということは花狩りのロゼは……1
それはさておき新作です。ちょー直球タイトルです。
孤児院育ちのフェルディアは病弱なシレイネ姫の身代わりを時折務めており、今日も依頼の手紙がやってきた。
いつもの依頼かと思って出かけたがそれが孤児院との別れになる。
フェルディアは身代わりとして敵国の「毒龍公クロウ」のもとへ嫁ぐことになった。なにもずっと身代わりを続ける必要はない。政略婚は王族の義務でシレイネの体があれほど弱くなければ本来民に課すものではない。王侯の結婚は「白い結婚」と呼ばれるままごとの婚姻の期間がある。その期間中にこっぴどく嫌われて離縁されればいい。報酬には金貨を山ほど用意する。そういわれフェルディアはこの話に乗った。
フェルディアは「シレイネ」として望まれない国に嫁ぎ、初夜は首元にナイフを突きつけられる。
離婚が目的なのはシスター・ブラックシープと同じですね。
たぶんヤンキー巫女逢桜伝とか花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺すが好きだった人に。
「身代わり花嫁の結婚」といえばベタ中のベタですが、途中からはすごいコメディでちょっといい話も含まれる感じですよ。王道ですが途中でジェットコースターが2回転ぐらいループするよ。
- 認めぬ [↩]
箱庭1で四面楚歌に陥る蒼刻さんの話。
あらすじにある「擬似新婚生活」ですがそんなことはないのでその辺は適当に割愛するといいと思います。
蒼刻さん爆発しろとかたびたび言われててまじリア充。あと蒼刻の兄も出てきます。朧月の兄も出てきます。
スーパー兄大戦。今巻は「分かりやすいかつただごとでない甘いシーン」は前巻比だいぶ影を潜めているのですが、その分なんだかすごーく距離が縮まってる感がある。あの蒼刻が調子に乗って攻め込んでるところとかな。「惚れ直したか」と聞かれ「はい!」とか答えてるところとかな。お前らなんでそれで付き合ってないの。
次で冊数的にはアルビオンの夜の女王と並ぶのね。
- 朧月のおうち・幽鬼院 [↩]
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! とのコラボ。
パソコンに届いた「あなたの世界を変えてみませんか?」というスパムメールにこんなもの悪戯に決まっているといいつつ、「元となる世界の媒体」として好きな乙女ゲー「薔薇色の人生を君と」のディスクを入れ質問に答えていく。
翌朝、綴莉を起こしに来たのは「義兄」龍神崎柾人ついで「義弟」龍神崎燎士。
ふたりともゲームの登場人物で、かたや生徒会長かたや大型犬系スポーツ料理堪能少年。
学校に行けば笑顔にあふれた内面ドS腹黒王子御園に迫られ、司書兼講師の年上キャラにお昼に誘われる。
会話の端々で選択肢がよぎる。好感度アップ条件を思い出す。夢かと思っても覚めない。
本当にこの世界は綴莉が好きな乙女ゲームの世界とくっついてしまった。
ギャルゲエも既読のうららさん曰く、ギャルゲエの展開をなぞりつつも少女小説っぽい展開も加えたということらしい。
乙女ゲーの世界の住人になれば自分は一定以上の好意で迎えられるし、興味を持ってくれるし、冷たくあしらってくるような人でも段階を踏めば必ず優しい面を見せてくれる。そう思っていたけど世界はそんなに綴莉を甘やかしてくれない。
ゲーム内で苦手なキャラは3次元に現れても苦手度は増す一方だし、触れられる距離になって相手が心を持ってどう接すれば分からない。状況に流されるままに泡を吹いているうちに徐々にゲームとの違いに気づく。
「薔薇色の人生を君と」は泣きゲーらしく、死亡ENDも多いらしい。
なので燎士ルートでは、義弟ヤンデレ化1からの主人公監禁→自殺END、あるなこれは!
あと乙女ゲーなら表紙の真ん中に女子を配置してもよかったのではないかと思う。影完二もびっくり。
乙女ゲーといえばうたプリにぶっ転がってる身の上なのですが、主人公・七海春歌になりたいかと言われたらそれはちょっと……という結論に至る2。友ちゃんかAクラスの生徒になりたい。ちょっと離れたところから7人を観察したい。
マーテル国の4番目の王子リヒトは釣りをこよなく愛するのんびりとした気性の末っ子である。
とりあえず顔はいいのでリヒト自身にその気はなくとも本気になる婦人が多く、従者からは特に年上の女性と接するときは気をつけなさいと言われていた。今日も呑気に釣りをしていると父に呼び出され、行ってみれば自分の結婚が決まったという。リヒトは大国バフラムの女王アマリリアの婿になることが決まった。
いざ婿入りしてみればアマリリアは年齢不詳ながら大変美人で、でも自分と大して変わらない年の子を筆頭に全員で7人の子がいた。17歳にして7人の子持ちになってしまった。
双子が可愛いです。大変可愛いです。ホームコメディです。
メインは有能な第2子ミヒャエルとメイドに間違われるぐらい地味な第1子クレーエとあと怪物双子。
真ん中の子は奇人(男)・高飛車ツンデレ(女)・病弱(女)
まあそんな感じです。
ところでリヒトの気質を見るためにアマリリアは死んだということにしてどっかで見てると思って疑わなかった。そこはそのままだった。もしくは女王となったクレーエと再婚する(アマリリアとはもう離婚は出来ないっぽいので内縁の夫的な感じで)のかなあと思った。アマリリアとリヒトの新婚生活はもっと読みたかった。
ビーズログの新人さん。結構面白かった。
でもこれはネタバレラインをどこで引くかが難しい。じわじわ語られている系なので、まあ適当に暈しつつ書く。
ソルヴェール国の第3子で第1王女レティーツィア、王位継承権はかなり上位に位置していたが、子供の頃に母の死を機に実弟レオンハルトを連れ離宮へ映る。同時期に優秀な異母兄2名が台頭した。それぞれ騎士団を従えどちらが王になっても内乱は必至だといわれ、レティーツィアは静かに暮らす一方だった。
父王は内乱回避のため次期王としてレティーツィアを指名し、人々は舞い込んできた王位をさして彼女のことを「おこぼれ姫」と呼んだ。しかしレティーツィアは自分が女王になることを知っていた。それこそ子供の頃から。
女王になるには騎士団が必要だ。少なくとも国王即位式には王とともに12名が並び立つ必要がある。
でも有能な人材は兄2人が持っている。残り物ではこれが一番とデュークに声をかけた。「貴方をわたくしの騎士に任命します。『ナイツオブラウンド』の第1席をありがたく承って頭を下げなさい」と。断られてもまた勧誘する。自分を売り込む。未来の主君だという。
分かりやすく「女王様」キャラですが、周りの面倒はしっかり見るタイプでそのため「中立派」という名前のレティ派はとても多い。最近の高飛車・傲慢・強かなキャラというと幽霊伯爵の花嫁のサアラが該当しそうなものですがあっちとはまた方向が違います。
恋愛は特にありませんが主従はあります。兄妹の会話はあります。悩める未来の女王と寄り添う騎士は燃えます。陽気だけど一皮剥いたらワァっていう感じのかわいい男子がいます。
ということでここからは一応ネタバレといういことで。
「王たちの会議の間」ってあれ時間軸的にはどうなってるんだろうなあ。そこで見聞きしたことを持ち越せるのなら過去の改変とかできたりしないんだろうか。後世に呼ばれるレティ女王の名前わろた。あれはひどい。