以下四国放送
県が開催方法を見直すとしている「マチ★アソビ」 県議会経済委員会で論戦続く【徳島】
「マチ★アソビ」は、徳島市中心部で毎年春と秋に開催されている人気イベントですが、県はこれまでの14年間で8億円が支出されたとして、透明化や公平性の観点から開催方法を見直すとしています。
2月26日に開かれた徳島県議会経済委員会では、今回の見直しについて委員から見直しの表明が県が開催方法を見直すとしている「マチ★アソビ」について、関係者への詳しい説明を求める意見や、見直しの表明が唐突すぎるなどといった意見が出されました。
(仁木啓人委員)
「急に変えるというのではなく、ちゃんと移行期間を設けてから移行することが大切だと、何を置いても大切だと思う」(岡 佑樹委員)
「民間主導たって、いったいどういうイメージなのかよく分からない」これに対し県の担当者は、この春を含む2024年度の開催方法については、議会での議論を踏まえた上で決めていきたいとし、次のように述べました。
(徳島県にぎわいづくり課 奈良京子課長課)
「(アニメまつり)実行委員会との今後の在り方について、実行委員会にも主体的に考えてもらいながら、事務局(県)の方も実行委員会との協議を進めたいと考えている」
「徳島県にぎわいづくり課 奈良京子課長課」は「課」がひとつ多いかと思いますが、原文がそうなっているのでこのままにしておきます。
以下は記事にはならず放送のみの文字起こしです。本日はNHKと比較して四国放送はかなりの時間をとって放送していました。
引用タグがついているものが放送の通りです
県にぎわいづくり課漆原 学副課長
「県がするのは中止。県が関わるイベントとしては今のところ予定はない。」
(上記、日付や文脈、主語が不明)
ナレーション)マチアソビはなくなるのかと危惧する声も
女性A:恒例イベントなのかなと思っていたので残念
女性B:小学生の頃からずっと参加していた。アソビに行っていたイベントなのでちょっと寂しい
スタジオ。山本 準氏(鳴門教育大学名誉教授)登場
山本先生の受け止め「春のイベントを2月に中止とか見直しとかは関係者に混乱を与えるだけ。もっと早く告知すべき」
20日の映像
後藤田知事:
14年間調べると8億円 毎年8000万円。春のはな・はるフェスタはこれについても県は1000万円ぐらいしか出していません。阿波踊りも1000万円ぐらいしか出していません。なぜマチ★アソビに年間8000万円出ていたのか。
民意主導でやるのが本来の行政のイベントの在り方だと思っています。我こそはという組織や事業者さんがやられたらいいんです。藍場浜公園もお貸しします。県丸抱えのイベントだったのかと思われないように、ファンや民間事業者がもう一度今までの経験を生かして春もやってほしいと思います。まだまだ間に合うと思います。
(春も開催しますとする先日の議会の既出映像)
山本先生
金額の多さをかなり気にされていた様子。公金ですから金額はしっかり検討していくべきだと思います。ただ、これからは民間主導だということはあまりお金を出さないということでしょ。ところがアニメ中心だけではなくeスポーツや観光も組み込めと、お金は出さないとけど口は出すと。こういう姿勢でうまくいくのかと心配している。
(街頭インタビュー。アニメイト前の男性、新町橋の男性、男女2人連れ、推定バス停の高齢女性)
イベント舞台の商店街では
東新町商店街振興組合理事長
ぶっちゃけた話、民間だろうが県がやってくれるだろうが、この場所でやってくれるならうちらは万々歳。この商店街をどうにか使ってほしい。
アニメ祭り実行委員会会長は先ほど四国放送の取材に応じ
「今後について話し合うため、県に対し実行委員会の開催を求める文章を提出した」
にぎわいづくり課「文書については承知している。ただ調整中のためコメントは差し控える」
以下NHK
「マチ★アソビ」県議会で議論”今春は民間主導で継続を”
02月26日 17時18分
アニメやゲームをテーマに徳島市中心部で開かれている「マチ★アソビ」について県議会で議論が交わされ、県は、ことし春の開催については民間主導でイベントの継続を求める考えを改めて示しました。
徳島市で春と秋に開かれている「マチ★アソビ」について県は、来年度から負担金のあり方など開催方法を大幅に見直すことにしていて、後藤田知事はことしの春は、民間主導での開催を求める考えを示しています。
これについて26日開かれた県議会の委員会で議論が交わされ、県の担当者は「春については民間が主導して開催できるよう県としての支援のあり方を早急に検討したい」と述べ、民間がクラウドファンディングなどで財源を確保した上で開催することが望ましいとの考えを示しました。
これに対して議員からは「予算案が可決されるまでに実行委員会を早急に開いて協議するべきだ」との意見や「民間が主導した場合事業内容が変わってしまうのではないか」といった疑問の声が上がりました。
通常、春の「マチ★アソビ」は大型連休ごろに開かれますが、開催方法の見直しが今月明らかになる中で開催できるかどうか不透明な状況となっています。
県は、県議会にアニメイベントを核とした県都のにぎわいづくりやそれを県下全域に広げるイベントの事業費として9000万円を計上していて可決されれば、春の「マチ★アソビ」の支援の内容を検討したいとしています。