労働環境は大事だという話とメンタルがヘラった話とかそういう感じのことの話をします。
渦中にある方でそういうの読むの辛いかもしれないなあという人はちょっとブラウザバックしてもらって、2行ぐらい空けて本題を始めます。

 

 

最近推し活に関してのnoteを読み、「梅原裕一郎 Saturday Machiavellism night」でもそんな感じのメールが読まれてたんですわ。
いわく「推しがいれば毎日が楽しくて健康になってフットワークも軽くなる。推し活というものは人生が輝く素晴らしいものらしい」と。

わたしは推しのライブに行くのが楽しみで、行った後はあの時は楽しかったと反芻し、また次のチケットを買うという生活を長くしていた。そのことについては何ら後悔はないし、むしろあの時に行っててよかったとしかないんだけど、「推し活が麻酔になった結果、あかんなりに生き延びてしまい逃げる(退職する)タイミングを逃した可能性は否定できない」
と前職を退職して2年が経つ今、思うんだよなあ。

仕事をしてなかった今年の前半のこと | colorful
人はよく「暇ができたらこれをやる」というけどその日は永遠に来ない | colorful

あんまり書いてこなかったけど円満退職ではなかったのでね。

という話を書こうと思ったのは、ビールが苦かったからです。
よく飲みなれたプレミアムモルツだったんですが、ビール飲むの初めてか??? と思うレベルの苦さで、びっくりしたんですね。というのもわたし、前職在職中は「今日はビールがなんか甘いからいくらでも飲めるぞ!!!!」という日がたびたびあったんです。
それがどうもよろしくないぞと知ったのは執事の館から届いたある日のメールです。

普段よりもコーヒーや紅茶をおかわりしたり、ビールをゴクゴクと飲み干せたりする日はありませんか?
もしかしたら、それは、あなたの体がストレス状態にあるからかもしれません。
ストレスを感じると、唾液中に特殊なタンパク質が増え、舌にある苦味受容体が塞がれるため、一時的に苦味を感じにくくなるからです。
苦味をもたらす成分には、ストレス解消に役立つはたらきがあるため、体は、それらをたくさん取り入れようとしているのです。

仕事がいかにクソでもこの日々の向こうに楽しいライブが待っていれば頑張れたんだけど、コロナですべてが終わり、「例えどんな理由であれ発熱したら罰金3000円1」にはじまる闇案件と小学生レベルのいじめが横行する職場で生きることは困難でした。

すべての体調不良にこれまでできなかったあれこれ、だいたいのことは退職したら急速に改善しました。今これを書きながら適応障害だったんちゃうんか、と思ったけどまあ今のわたしはとても健康で元気なので。退職して2年経ってようやく呪いが解けている疑惑。

推しの存在というものは良いものです。テレビやラジオや配信が始まる日時が楽しみになります。困難と戦ううえで助けになります。お守りになります。新しい世界へ飛び込むきっかけになります。
ただ「推しは推せるうちに推せ」とやってるうちに自分の健康が転がり落ちてるかもしれません。推し(特に次元問わず人間を指す)はだいたいまぶしいもので強い刺激で、「公演後の急速な健康増進効果」もあって、多少不都合なことは目に入らないことがあります。
若ければ多少無謀な移動も無理なスケジュールもたいていのことは何とかなりますが、「20代は遠くなりにけり」みたいな年代の人、具体的には「高校卒業して干支が一周してしばらくなる」ぐらいの年齢の人は推し活と同じぐらい自分の体を大事にした方がいいと思います。推し活は体が資本なので。

「ビールは苦いもの」ということを最低でも5年ぶりぐらいに思い出したので、その記念にこのエントリを書いておきます。

  1. 抗原検査自己負担分 []