9人(うち1人は幽霊)の恋物語。恋の話だけど甘くはないです。ビターです。切ない系です。
ハチクロみたいな片想いスパイラルだ。
謎解き要素もあるけど基本は恋の話だ。
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佐緒里は30歳で離婚して独り暮らしをすることになった。子どもはいないがマンションで猫を拾ってしまった。今住んでいるマンションは動物絶対禁止で契約の時点でも念押しされるぐらいのところなのだ。
辞めようと思った仕事もやっぱり続けることにした。離婚してから数ヶ月色んな面が変化していく話。
佐緒里のプチ(雄猫・生まれつき白内障気味)関連のあれこれだけはちょっとないわーと思う。帯の文の「大切なものを守るための戦い」にイラっとした。非は佐緒里にあるはずなのに何を被害者面って話だしラスト付近はいけしゃあしゃあと何を言うとるんだと思った。私はアレルギー持ちではないからどんな症状が出るのか分からないけど、何を言っても聞き入れない人が近所にいたら心安らかではないよなーと近隣住民のほうに同情してしまった。
PR誌のなにかで褒められてて、予約して順番がやってきたと思ったらこの前読んだ14歳の世渡り術シリーズでした(゚д゚)
近刊情報を見ていたら「どうして君は友達がいないのか 橋本徹」府知事こんなところにも出てる(夕方?夜のニュースは関西テレビ派なので週3・4ペースで見る。
クラスの中での自分のポジション(派手系・真面目系・ふつう・カルチャー系・オタク系)とか派閥とかどう付き合っていけばいいのかーみたいな。
低年齢向けの自己啓発本っぽい。
豊島ミホの底辺女子高生にもすぬごく共感を覚える底辺中学生を送った14歳当時の私が読んでたら凄く喜んでたかもしれない。凄く心当たりあるもんなー。
翻訳家の人によるエッセイ。
何で読もうと思ったのか忘れたので必死に記憶を探ってみると、どっかの感想系で見かける→図書館で検索する→ある方を予約する→忘れる→到着の流れだったと思う。
翻訳ものは年1桁しか読まないのですがこれはなかなか面白い。翻訳家の仕事についても垣間見れる。あとは日常系のエッセイ。
例えば、いま訳しているヴァージニア・ウルフなどになると、徹底して人の意識の流れを映そうとするので、これでもか、これでもか!というほど構文が入り組んでくる。とっかかりの岩をひとつ見つけては、ぐっとつかんでしがみつくように登り、またとっかかりの岩を探すという調子で苦しいことこの上ない。一文が平気で十行ぐらいあるのだが、その一字一句を、
「いま、つかみにいきます」
「もうすぐつかめそうです」
「つかめつつあります」
「つかめました」
と、実況中継ができそうなほどスローな翻訳過程である。(P119)
4月ぐらいについったー界隈を賑わせていた1冊。
ロードレース(自転車競技)の小説。
8章まではつまらない寄りの普通さ加減でした。ロードレースにあんまり興味を持てなかったので。
特にこれはーと思うところは少ないし誰が死ぬかは予想通りだったし。でも投げ出さなかったのはラストは凄い凄いと聞いてたから読む。
確かにラスト2章は凄かった。ここのためだけに読んでよかったかも。
でも近藤史恵作品的にはタルトタタンのほうが好きなのでこっちは随分と落ちる。
「アシストを徹底的に働かせること。それが勝つためには必要だ。自分のために働かせて、苦しめるからこそ、勝つことに責任が生まれるんだ。奴らの分の勝利も、背負って走るんだ。分かるか」(P74)
これを読み終わったので温存してたstory sellerのサクリ番外編を読む。
石尾赤城の新人時代の話である。こんな頃もあったんだ……とか思った。
近刊情報を見ると、タルトタタンの続編が6月に、サクリファイス続編連載が新潮ケータイ文庫であるらしい。
ああ悪魔とはお前たちのことだ!とか一瞬思った。SH脳自重。
淡々とした日常を小説にしてみましたという感じ。本当に何も起きない。なので起伏ある話が好きな人には地雷になると思う。
ちょっとだけ、キリのいいところまで読むつもりが最後まで読んでしまいました……
なんかこう、友達の話を聞いてるみたいな本だ。ほーそれでーそれでー、と話を聞いてるうちに読み終わってしまった。
「時々、怖いんだ」
何がですか、と水面のほうを見たまま聞き返した周の横顔は暗闇の中でわずかに遠く見えた。
「いろんなことが全部、何もかも。翌朝のバイトとか人込みとか、することがない平日や、眠る前とか」
「怖いとき、どうするんですか」
「死んだみたいに目をつむってじっと我慢してる。そうすれば、いつかは通り過ぎるから」(P148)