カテゴリー「 対談集等 」の記事

20件の投稿

文学賞メッタ斬り! 2008年版 たいへんよくできました編 (2008)

「たいへんよくできました」版というサブタイにゴールデンスランバー?とか思いました。長嶋有・石田衣良との対談のところと、芥川賞直木賞授賞式(川上さんと桜庭さんの回)潜入レポが中々。

「あの子もねえ、ほんとにやっていけるのかしらとずっと心配してたんですけれど、たまたま『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』を読んで、あら?とちょっと見直しまして。こういうふうなものが書けるなら大丈夫かもしれないと思ったんです」とか。

(P158)

はたらきたい。

これを読むと就職できるZeという本ではない。

採用担当の人の話もあるけど普通に対談として読んで面白かったのは3章です。
板尾創路(芸人)×ピエール瀧(ミュージシャン)×天久聖一(漫画家)×浜野謙太(ミュージシャン)
ザ・自由業の4人による話。本当は看守の仕事を続けたかったけど漫画家になることにしたとか、卒業するために就職活動して卒業できたから仕事は辞めたとか。

天久:なぜ働くかは、いろんな要素があるんじゃないでしょうか。ひとつじゃない。軽くちやほやもされたいし小銭もほしいし。
浜野:そうそう、ちやほやされたい!
天久:褒められたい!
浜野:褒められたい!!
板尾:食べるためだけやったら、こんなに働かなくていいじゃないですか。
瀧:働く生活のほうが面白いからかもしれませんね。家でジッとしてるよりはおもしろいです。毎日ミッション与えられて。

(P151)

酔って言いたい夜もある

対談集。居酒屋で飲みながら同年代の女性の作家とかエッセイストとか写真家の人とキャッキャウフフ言いながら喋り倒してみた

——『空中庭園』は仕上がったのを見ていかがでした?
角田 うん、面白かった。男のひとはこういうふうに解釈するんだなって。女の人の書く世界ってすごく厳しいでしょ? 容赦ない。男の人が描くと優しくて、最後には救いがある。
魚喃 あとさ、女が女のことを描くとダイレクトに描いちゃうけど、男のひとがそれを撮るとなんか神様とかが遠くから見守ってるような視点になりますよね。

(P52)

角田:男の物書きは、どんっなに変人でもどんっなに自分の趣味と違うものを書いていても、どんなに売れてなくてもモテる。誰でもモテる。自称作家でもモテる。ただ女は、どんっなに売れてても、いいもの書いててもモテない。モテる人は作家だからじゃなくて、それ以前にモテてる人。それは真理です。男だけですよ、作家だからモテるという現象は。

(P118)

ブックカフェものがたり—本とコーヒーのある店づくり

本とコーヒー。そのふたつがある、贅沢な時間を過ごすことができる場所。それが「ブックカフェ」である。だが一口に「ブックカフェ」といっても、その形態はさまざまだ。(中略)さらに個人オーナーが開いた店ならば、「ブックカフェの数だけ、スタイルがある」と言ってもいいくらい、そのかたちは少しずつ異なってくる。 (はじめに)

私とカフェ(もしくは喫茶店)はとても縁が薄いのですが、なんかこの表紙にきゅんとしたので借りてみた。

カフェをやろうとおもったきっかけ、開業資金の話とか経営に関することとか店のこだわりとか、9つのカフェオーナーに聞いてみる、という本。

つか私は旅先で「疲れたらカフェで休憩する」ということを覚えればいいと思う。一人旅=喋らない=疲れてることを認識できない=気がついたらカラータイマー点滅しまくってる。喋らないのと認識できないのがイコールなのは私疲れたらすんごい無口になるんだ。自動で省エネ。

しかし嵐山の昼抜き疾走7時間は萌えが栄養分になってたとしか思えない(ソフトクリームひとつとコーヒーひとつであそこまで走れるほど私は燃費よくない

たべる しゃべる

日々ごはんによく出ている人たちのところへごはんを作りに行って話を聞く、みたいな本で、でもインタビュー寄りじゃなくてエッセイ寄り。

(以下馴れ馴れしい呼び方が混ざりますがご容赦をー)

カトキチアム夫婦はなんか比翼連理そのものっぽい。
丹治君は丹治が名前だと思ってた。山田丹治みたいな。そうかこれ苗字だったんだ……
紫外線100%(゚д゚)ぎゃーー

後写真がいっぱいあった。
プリンの札が下がってる推定アムちゃんの写真。着てるのが私が小学校の時の給食当番のエプロンみたいだった。懐かしい感じだった。

はじめて高山さんの顔を見る。
写真を見た後読みかけの日々ごはんを引っ張ってきて、著者略歴を見て年を計算してみて綺麗ェエエエと思った。
スイセイ氏の写真もあった。写真だけ見ると気難しそうな顔だったな。
でも日々ごはん読んでたらすげー優しそうな人だ。

皇室へのソボクなギモン

新聞の広告で「皇室の人ってメアド持ってるの?」っていうのを見て気になって一本釣りされました。図書館本ですが。
どうでもいいといえばどうでもいいけど気になっても誰も教えてくれなそうな話が満載でした。反抗期ってありますかとか名刺って持ってますかとか宮内庁の雇用についてとか。
辛酸なめ子さん(聞く人)と竹田恒泰さん(答える人)の対談で、竹田さんが明治天皇の玄孫で、旧皇族の生まれらしい。

ヨーロッパで一番格式高い肉は羊(めも

去年にあったある話
「皇室の人ってディズニーランド行くんかなー」
「警備的にディズニーランド自体貸切になるとかミッキーが別室に呼ばれるとか」
「いや待ってミッキーで世界中で1回に1人だけしか存在せんように調整されよるって話聞いたことがある」
「日本の女の子1人のためだけに全世界のミッキーが調整されるんか……」
「スケールでかいな……」
という話を4人か5人ぐらいでした覚えがあります。

作家の読書道2

インタビュー集2。
今回は割と知らない人が多かった。未知ゾーン。池上永一の回がよかったです。
ヤドカリとペットボトル読んだけどどんな子ども時代だったのかいまいち想像できなくて(子ども時代のエッセイが割と多かったにもかかわらず)こういうことだったのか……とうなずく。

新・匿名座談会

本関連色んな職の方による匿名座談会。具体的にいうと
児童書編集・司書・カメラマン・ティーンズ文庫編集・新聞連載小説担当・時刻表編集・国語教科書編集・地図編集・出版社受付・自費出版編集・印刷会社営業(漫画担当)等23種の座談会。

2000年発行の本なので内容的には古くなっているかもしれませんという前提で読み。
「ティーンズ文庫」なのはライトノベルという単語があんまり知られてなかったかそれとも単に「ライトノベル」という単語がなかったか、もしくはコバルトとかを指すのか(7年前というとブギーポップが元気だった頃とかキノの旅の1巻が出た頃か……)

C 全点書き下ろしで発売日が決まっているという条件が前提としてあるから大変だよね
B しんどいですよ。発売日の三ヶ月前には入稿しないと基本的には不安ですね。
C さらに言うと、イラストレーターにも絵を描く時間が必要になるから、それがけっこう辛い
B 彼女たちも漫画家だから自分の締切を持っていて、そうでないときにやるわけでしょう。早く原稿が入っていなければ、ぱらぱら読む時間もなくなってしまう。どういう格好をしているかは赤線を引いたところだけ読めば分かるようにべたべた付箋をつけて、ここの絵にはそのキャラクターを描いてくれと。そういう感じでお願いするから。

P109 ティーンズ文庫編集部匿名座談会より

Aさん=月6点維持 Bさん=? Cさん=月3~5 多いときで9点?12点 出しているところ。
イラストレーターによるところが多すぎるという内容。

教科書に載った作品は謝礼が支払われる(補償金というらしい)
文化庁が決める金額があって、4種に分かれてる(詩は第2種という風に
さらに文字数によって4種に分かれている。それで教科書の発行部数によって1~2万・15万?20万と分かれている。 補償金は安いらしい。(P159付近)

地図の作り方
国土地理院発行の地図をベースにする→申請を出す(個人でもいい。使用料はなし。ただし地理院発行一番新しい地図を買わないといけない)→地理院に申請したものは使用番号が下りるのでそれを明記しないといけない。3年に1回ぐらいは申請しなおさないと時々怒られる

作家の読書道

2回目。これの書籍版。懐かしかったので借りてきた。
1回目は読んだことがある作家が4/30だったのに随分と増えたものだ。ちなみに19/30

五代ゆう&榊一郎の小説指南 (ホビージャパンMOOK)

私は小説家になりたいというわけではないので普通に対談本として。
五代ゆうはすごいということは分かりました。

NovelJapanがキャラの!になってからというもの近所の本屋さんではまず見かけません。
未だにNovelJapanとしては最終号のやつが棚に刺さってたりします。

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