久しぶりの現場で朗読はよるのこえ以来。
#少女文学館 ×俳優×#最善席 朗読劇 #よるのこえ を聞きました | colorful
【あらすじ】
インターネット上の“呪い”を蒐集している「都市伝説ゼミ」の明烏准教授と助手の久陽のもとに、山本と名乗る男が訪れた。
山本は、ダッカという配信アプリで人気の「池袋裏百物語」の配信主・エドにかけられた呪いを解いてほしいという依頼を持ちかける。
エドの配信が、数年前に実際にあった「池袋百物語」の再現であることに興味を持った明烏は、百話目が語られるという劇場に向かうが??。
見るまでの話
あれ面白そうだなと思った朗読イベントはよるのこえ以降いくつかあったけど、今回これのチケットを買ったのは何から何まで興味の塊だらけだったからです。
原作:紅玉いづき(池袋裏百物語 明烏准教授の都市伝説ゼミ)
ジャンル:怪談(怖くはないです)
出演:
9/11昼公演 江戸役:西山宏太朗 明鳥役:梅原裕一郎
9/11夜公演 江戸役:梅原裕一郎 明鳥役:西山宏太朗
という普段から好んで読んでいる作家が原作で、普段から好んで聞いているラジオのパーソナリティが演じる(しかも昼夜で役交換という実質TRUMP)、さらに怪談という好きな題材です1
「聞いてるラジオのパーソナリティ」扱いをしていますが、西山宏太朗さん(以下西山さん)と梅原裕一郎さん(以下うめめ)が声優だということは知っています。でも普段の活動はいまいち存じ上げない2。だからどういうお芝居をする人なのか見よう、せっかくだから昼夜どっちも、という話です。
ちなみにふたりで呼称が違うのは「推してるかどうか」ではなく、「梅原裕一郎」の情報入力元である友達が「うめめ」と呼んでいること、聞いてるラジオこと「ひょろっと男子」でうめめとスタッフのやじまさんが「西山さん」と呼んでるからです。
やっぱり原作を買う
推してる作家なので情報公開の一部始終は見てました。その時に朗読舞台見ようと思ってました。いうて原作そのうち本になるやろと思ってスルーしてました。でも公演日が近づくにつれて「やっぱり原作に触れてからその先の展開に触れたい」というオタク的な作法でkindleで買いました。
この号はおじゅんたさんの表紙効果もあるのか紙書籍は完売に近い状態だと言っていた気がする……。
ちなみに電子書籍買えるサイトで「池袋裏百物語」で検索すると
これが出てきますが、これには『池袋裏百物語 明烏准教授の都市伝説ゼミ』(今回の朗読舞台の直接の原作)は掲載されていません。作中作の朗読(ゴーストトラップとか)はこれに収録されています。
チケット買うよ
チケットはここから買えます。
朗読舞台「池袋裏百物語|明烏准教授の都市伝説ゼミ」|dTV(ディーティービー)【初回31日間お試し無料】
定価3720円なんだけど、dTVに加入したら1公演当たり1000円安くなるし無料体験もあるのでとりあえずそっちに加入してクーポンもらって安いほうでチケット買いました。3
アプリダウンロードして公演終わったらマッハで退会しようと思いつつ、配信されているものを見ていたららんま1/2があったのでめっちゃ見た。
ちなみに本公演はアーカイブありで9/20まで見られるし今でもこの額で買えるので気になった人は見ていってね!
公演の話(内容に関する話はほぼしません)
公演自体はだいたい1時間で、そのあと20分ぐらいアフタートークです。
昼夜を見比べて思ったことですが、解釈に合っているのは圧倒的に夜公演。
江戸はうめめがいいし、明鳥は西山さんがいい。
明鳥役うめめ(昼公演)は胡散臭さはあるんだけど、いかんせん相棒の右京さん的な品の良さがある。わたしの考える明鳥にはもうちょっと「友好的であるけどつかみどころがない」ところがほしい。それが西山さんが演じる明鳥にはあった。
うめめが演じる江戸は厭世的なところがあってわたしが考える江戸にぴったりだった。西山さんが演じる江戸はちょっと明るすぎた。でも作中作的な、怪談の朗読は江戸=西山さんの1話目がとてもよかったです。「腕でした」が好き。
うめめはいい声してるけどびっくりするほど顔がいい。眼鏡をかけているうめめを見たい人は昼公演を見てください。
「いいですか、皆さん。理不尽に死ぬ人が居るように、理不尽に死ぬ舞台なんて、物語なんて、たくさんある!」
この時代に。
この世界に。
屍はなんと積み重なっていることだろう。それでも。
「それでも、生きた舞台が、一番強いんです」紅玉いづき「池袋裏百物語 明烏准教授の都市伝説ゼミ」
ここの部分はこの2年ばかし、コロナ禍で死ぬ、もしくは形を変えてなんとか生きる現場のことを考えた。
今昼公演1回、夜公演2回見たところで桜庭久陽山本については見比べまだなのでこれから見ます。
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