本日大阪市で開催されました文学フリマ大阪12に参加しました。はじめてのサークル参加、はじめてのお店屋さんごっこでした。
今日はすー36「はと文庫」で「これで君も喪主だ! 密着相続ドキュメント2023-2024」を頒布しました。

原稿について

2月ぐらいにはもう書き始めて初稿が仕上がったのが7月中旬。表紙と版組はほぼプロな友達にお願いしました。
(表紙は「クソデカ文字で死ぬほどポップにしてほしい」から「こんな感じ?」「ええやん」の繰り返しでああなりました」

文学フリマ大阪に申し込んだのは2月25日。マジで父の葬儀が終わったすぐあとです。生きる目的が欲しかったんかな。
印刷所(コミックモール)を予約したのが8月下旬入稿は9月2日。

用意したもの(購入したもの)

テーブルクロス(セリアで買った。ダイソーは種類が少なかった。文学フリマ参加マニュアル的なものを読んで1スペースの幅より大きいものを買って折って使った)
テーブルクロス止めもテンションがあがって買った。
メニュー立て(1冊だけ立てれるやつ。ダイソーで買った)×2
ホワイトボード(ここはスペース番号 サークル名)を書くために買った。張り紙があったからいらんかった? でも混んでたら下は見えないからある程度は有効だったと思いたい)
ガムテープ(搬出用)
コインケース(セリアで買った100円と500円だけ入るやつ)
カードとカード立て(値札用。当日スペースで作った ダイソーで買った)
ブックカバー(スペース置き用の見本誌にかけていた。ダイソーで買った。)
コイントレー(もらったお金はここに置く、と決めていた。ダイソーで購入)
booth倉庫サービスの送付状的なあれ(文フリ本部からは着払いの佐川のみ搬出可だったので、段ボールを抱えて地下2階のローソンから発送)
A4が入る、幅のあるクリアケース(これに入るぐらいのサイズのものはすべてこれに入れた。)

持って行ったもの

メモ帳(売れた本の数をメモする)
ペン(書く)
はさみ(何気なく持って行ってたが段ボールを開けるものが必要だったので、あってよかった)
おにぎり・飲み物
初手高額紙幣が来た時のお釣り(1000円札で20枚ぐらい持って行ったが、使わなかった。頒布物は1000円の本1種類だったので、電卓も小銭も持って行かなかった)
マルチケース? 無印のパスポートケースみたいなやつ。ちょっとした文房具を入れてチャックにお釣り用のお金を入れて、コインケースはここに挟んで、お札を入れる袋はこれの下に隠していた。

設営について

大阪は近所(所要時間3時間弱)なので、当日入りした。阪急梅田3番街につく5分ぐらい前にそういえば東梅田駅ってどこだろうと思いながら案内板を見ながら行った。迷わなかった。えらい!
天満橋についてからは文フリ公式で詳細な道順が公開されてたのでそれを見ながら行った。11時から出展者入場だったけど、10時40分ごろにはもう入場可能だった。今日は約10年ぶりに会うTwitterの友達が設営を手伝ってくれた。
「さすが鳩様えらい」「こんなのあるんだ」「トレーがある。鳩様すごい」とめっちゃほめてくれた。うれしい。
スペースは幅90センチとか(普通の長机を2サークルでシェアして使う感じ)で、1スペースの幅で2人並ぶとみちみちになる。
設営はひとりでもできる(なんたって撤収はひとりでした)。
でも誰もいないと困るなと思うのはトイレ問題。わたしは友達が周回して、帰ってきたときに「ちょっとトイレに行ってくるので座っててほしい」とお願いして離席していた。
ちなみに椅子の数だけしかスペースに入ってはいけないので、わたしが出るまで友達にスペースの前に立ってもらって、同じように友達が座るまでわたしがスペースの前に立っていて、同時にふたり存在しないように、しかしスペースがもぬけの殻にならないように交代していた。
次回もしパーフェクトひとりだったらクロスをもう1枚持ってきて、本を隠して、ホワイトボードで「トイレ行ってます」とか書いとくぐらいしかないだろうと思っている。

おにぎりとかをスペースで食べていた。

人の流れについて

めちゃくちゃ大盛況だった。わたしは10年ちょっとぐらい前のビッグサイトのイベントとインテックス大阪のイベントしか行ったことがないんですが、「会場中がすべて旬ジャンル」のような混雑で、時々は渋滞してます。

1000スペースぐらいが応募して200スペースぐらいが落選して、3時間ちょっとで4000人以上が来場したとアナウンスあり。

 

わたしは上で書いたインパクト抜群のタイトルと、視認性抜群の表紙だったので通りかかる人は二度見したり「喪主」「喪主」ってつぶやく人をたくさんみました。文学フリマは別室で見本誌を置いてるコーナーがあって、そこで見本誌を見て買いに来た人、ぶらぶらして「おっこれは」と手に取ってパラパラ見て買う人が結構多かった。事前チェックしていく人より多かったかな。

すごいですねとか見本誌読んできましたけどすごい文章上手いですねとか初めて会う人がめっちゃほめてくれて嬉しかった。文章は長く書いてきてるけど、今更だしあんまり褒められないのでうれしい。友達に褒められてもうれしいんだけど、知らない人に褒められるのは「そこにしかない栄養素」がある。確実にある。

同人誌即売会で必要なものでポスタースタンドを上げてるのは結構見るし、分かりやすいけど、1スペースだと邪魔そうだった。

テーブルクロスはなくてもいい(ないところもあった)けど、あったほうが「この上は使っても良い」という領土が視覚的にわかりやすいと思った。(当日のスペースの幅はマニュアルに書かれている。他にも必要そうなことは全部書かれている)

スペースから見る来場者について

来場している人も個性的で老若男女は勿論なんですが、車椅子の人がサークル参加してるのも見たし、電動車椅子の人も来てたし、車椅子他操の人もいたし、歩行器歩行の人もいたし、ベビーカーも割と見たし、歩行補助具展覧会みたいなところあった。
和装の人もいたし、おもしろTシャツの人もいたし、露出度高い「牛乳を注ぐ女」みたいな服装の人いたし、葬送のフリーレンに混ざっても自然な人もいたし、一人で来てる人も友達と来てる人も夫婦で来てる人も一家で来てるんじゃね? とおもうぐらい大人数で来てる人もいて「多様性」って感じだった。梅田から歩けるんじゃね? ぐらいの距離感でやってるからふらっと来れるんじゃ、という話もきいた。東京は入場が有料だから変な人は入ってきにくいというのを見たけど、大阪は無料だった。

呼び込みについて

呼び込みはサークルそれぞれって感じで、おとなりさんはどっちもしゃべるのがすごい上手な人だった。
片方は商業作家の人みたいで、おとなりさんへのお客さんが時々ナチュラルにはみ出している(鞄の位置的に、滑り落ちたり持ち上げたりの瞬間にわたしの机上の本がなぎ倒される危険があったので注視していた)し、かなり長時間お話をされていて、わたしのスペースのクロス留めをなんやこれ? と触ったり机の上に手をついたりもしていてそれはお隣さんのものではなくうちのスペースのものですと暗に伝えるべく修正したりした。(察しが良い方ですごい勢いで謝罪された。ええんやで。)

なんならナチュラルにわたしのスペースの前で立ち読み始まるので、「1歩横にお進みください」とお伝えした。大人ふたりが横並びするとぎゅうぎゅうになる環境ではその1歩が大事。
わたしは「こんにちは。どうぞご覧くださいねー」というぐらいだった。

来年また参加します。