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絵本版しかなかったのだ(新潮文庫からも出ているらしい
絵本といっても極端にひらがなが多いということはなく、普通の小説よりはちょっとルビが多く、短編に絵がついて本のサイズがとても大きくなったという感じ。
戦争中のイギリス南東の沿岸部にあるとある灯台付近が舞台。
「灯台に住むかわりもんの絵描き」フィリップ・ラヤダーとのちに「迷子の王女様」と呼ばれる怪我したスノーグース(鳥)を治してもらおうとやってきた少女フリスの話。
読み終わった後 _| ̄|○ ←こうなった。素でへこんだ。
うわぁぁぁぁぁ。
ふたつの野性の魂がたがいを呼びあい、フリスは夕空をスノーグースとともに飛びながら、ラヤダーからの伝言を聞く思いがした。(P46)
幕間というか、まったりした1冊。
劇を見に行ったり怪盗ヴィオレ(義賊)と対決したり。あと主従がいちゃいちゃしてたり、かつての先輩後輩が色々やってたり、上司部下がちょっとそれどうなのよだったり、女装(色々と事情がありそうだけど)の脚本家の手の甲にキスしてみたりとか、BL臭が倍率ドン! さらに倍!
⊂´⌒つ。Д。)つもうだめだ。次は即買いはちょっとないわ……
シーヴァとハリエットが救いだった……
「失礼しました。個人的なことに立ち入りすぎましたね。つい、興味のあることは追求してしまうのが、僕の悪い癖で。お許しください」(P58)
右京さん?と思った。
後気になったのは絵師さん変わったのかなと思うぐらい全体的にロリくなってた。
赤ピンの新版。まゆ>皐月>ミーコだな。(←好きなキャラ順ではなく好きな話順)
具体的にこのシーンっていうのなら皐月とミーコが朝だらだらしてるところ。
その先生とは駆け落ちまでした。その人が現実から逃げたがっていて、いっしょに地の果てまで逃げていたピュアな女の子を求めていたからだ。(P96)
あれじごくゆきっってこういう話じゃなかったかと思った。なんか読んだ時は推定少女みたいだとか書いてるけど。
わたしは、愛されたい。誰かを愛したい。だけど、苦しい。
こんなに寂しくて、悲しくて、愛されたいのに、そのための入り口はなぜか、私の体の"格闘"っていう部分にしか開かれていない。これってすごくむずかしい。だって、たとえば「格闘技の詳しい彼氏がほしい」とか、そういう簡単なこととはちがうから。(P59)
中学校時代のやっちゃった系黒歴史。超中二病のオンライン小説を書いて一騒動あって、過去を封印して今は普通の高校生をやっている拓巳の前に黒歴史が実体をもって現れた。当時書いていたオンライン小説のヒロインだった。
メアリー・スーもびっくりだった。後ネットバトルがいちいち生々しいな。昔あったのを思いだしたよ。もう詳細は忘れたけど、検証サイトが一斉に閉鎖したアレ。あえて名前は出しませんが。後最近文庫落ちしたアレとか。
「告白」の章が死んだ。あまりのいたたまれなさに本閉じて項垂れた。あの「なんでお前が知ってるんだ」感は最近あったあった……「県内在住の同い年は間に一人置いたら大体繋がりがある」というのがあるのですが、職場の同僚の嫁にまで適用されるとは。しかも一方的に認識されてた。俺なむい。
私PBCでも創作系でもここまでのはいなかったけど、まだまだ初心者だった頃のPBCでの自キャラが現れたとしたら、とか考えるだけでも怖ろしい。面白かったけど、穴掘って埋まりたいことも色々ありましたよ。
ブタマルGTはこういうキャラどっかで見たことあるな……って思ってて読み終わって何時間か経って「あ銀魂!」って思った。いやメインキャラではないですが超絶強面の何人か殺してそうな花屋っていましたよね?
新シリーズって言ってたから2巻に備えて登場人物補完表とか作ってたのに打ち切り⊂´⌒つ。Д。)つ
今回が2巻にして下巻で最終巻。
そういえばコバルトは1冊2冊で切っちゃうの忘れてた……
1巻と2巻の間にはすげー色々あったんだろうなあああと思いつつ(最初からいちゃいちゃしてるよ)今度は登場人物はほぼメイン4人。後フォルミカとゲマの父ちゃん。
92ページのみたいなこと言われたら殴るよなー。負い目負い目でこうなるんだろうけど。お前えええええ(ぼろぼろぼろぼろ)だなー。
正直この巻の内容を3冊4冊ぐらいの濃さで読みたかったです。うおおしょんぼり。ゲマの話とかもうちょっと。うん。
「っていうかさ。みんな変なんだよ。人に変っていう人も変だろ。そういう形で自分の尺度ひけらかすのって、何か変だもん」
(略)
「みんな変だよ。それぞれ変だからぶつかって、イライラして、喧嘩して、でもそれは昔からずーっとみんなそうやってきたんだと思うよ」(P40)
児童書カテゴリを作らねば……童話です。ファンタジーです。
昼しか知らずに育った少年と夜しか知らずに育った少女の話。
ニュクテリス(♀)のほうがきゅんきゅんするな。強いなー。「あたしによりかかりなさいよ!」とかー。