初日だけで5回見た人がタイムラインにごろごろいて、そういうタイムラインを作ったのはわたしだけどすごいなあと思ったけど、いやあれは連続で見たいよね。初回はひたすら供給と情報量の暴力なので、何が起こっているのか把握するだけでも精一杯なんですよ。わたし初回応援上映で、キンブレもリングライトも山盛りつけていたけど、キンブレ触れたのは2曲ぐらい、リングライトはずっと消灯したまんまだった。スクリーンを拝んでいることの方が多かったので、リングライトは実質数珠だった。
いや今回ばかりは「ありがたいありがたい」って大仏を拝むおばあちゃんの心境というのはこういうものだろうかと思った。菅原孝標女1でも可。前かがみにはならないが何回椅子から滑り落ちたかわからない。
いやだって本当にすごかった。
「こっちの世界ではまだファンタジーにすぎないけど、スクリーンの向こうの世界では数々の技術が開発・実用化されて表現や演出の幅が広がっているなあと思った」ていう感想が普通に転がり落ちてくるぐらい、魔法みたいな演出に、リアルな、ライブでよく見るキレッキレのダンスがたくさん見られる。いや本当に11年ST☆RISHを見ているけどこんなに踊れるユニットだったんだな。
マジLOVEキングダムの延長線上にある続編と思って見に行ったらはじまってすぐぶん殴られる、ものすごい1時間強。
うたプリ以後勢いのあるアイドルがたくさん出てきたけど、「女性向け男性アイドルコンテンツのパイオニア」としての貫禄を感じた。
わたしは3次元のアイドルのライブはNEWSしか行ったことがなくて、「何かよくわからない高度な技術のことを魔法と呼ぼう」という演出が多用されたperfumeのライブには何度か行ったことがあって、スクリーンの向こうの世界の演出に近いことをしているのはPerfumeだと思っている節ある。
でもマジLOVEスタリーッシュツアーズの冒頭の演出についてはちょっとエプコティアを感じましたね。
キングダムは「頑張ったらプリライでできなくもない」リアル寄りの演出だったのに対して、スタツアは「スクリーンの向こうの世界だからできること」満載でリアルとファンタジーの融合で、段々「大型歌番組ではこういう演出あるかもしれない」と思ってくる。なんかスノードームの中にいる人とか、なんか召喚してる人とか、いるけども。
ちらっと読んだ豪華版のインタビューでは「ソロ曲連打は飽きられるかもしれない」みたいな記述があったんですけど、見てるこっちはわんこそばどころではない。音也だけだと思ったら真斗がピアノを弾いていて、しかも私が愛してやまない「バンドサウンド」を奏でそうな音也がおでこを出して飛び出してきたら理性死ぬよ。こちとらコロナ以降3年現地現場は踏んでいないんだ。
全体的に心の中で大絶叫だったけど、翔ちゃんが「俺の名前を呼んでみろ」とか言ってたあたりは反射的に声出てたかもしれない。
1回見ただけじゃ足りない。もっと浴びるように見たいと思わせる麻薬みたいな映画だった。
実際うたプリ大好きなわたしでもわたし今何を見たのかと思うぐらい記憶が失われ、代わりになんかすごい良いものを見たという幸福感で満たされる。ライト勢な友達も「この物欲の消えた私が豪華版のパンフレットを買ったしもうちょっと見に行く」というほどだ。
はやく2回目に行きたい。県内唯一の上映館はキングダム上映時にわたしが要望メールを入れて、ずっと夜間帯に開催していた応援上映を日中時間帯に開催しようとスケジュール調整してくれたありがたいところだ。
音量も大きめだったように思う(もともとそういう風になってるのかな)。没入感半端なかった。あれはポップコーン食べている余裕ない。
とりあえず今回はこの辺で。
- 源氏物語めっちゃ尊い。ざっくりあらすじは聞いたけど読みたいんや頼むわ神様仏様と拝んでいた平安時代のオタク [↩]
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