とにかく言語化が難しい舞台だ。うわごとみたいなやつだ。
でもめちゃくちゃすごかったから見た直後の、誰の感想も考察も見ていない状態の感想を残しておきたいと思った。

京都劇場の後列はじめてたんだけどこの赤丸の部分、0.3人分ぐらいの隙間があって標準体型の女の子なら通れる。
なんでそんなところを通る必要があるのかというと、左端、階段はあるんだけど青い線では回り道できない? あんまりじっくり見てないけど、通れないと思うんだけどな。だからなんせ左端の席は「ごめんなさいごめんなさい」言いながら道を開けてもらいながら通らないといけないのでとても心苦しい。1幕の終わりにそこを通る子がいて、そこ通れるの!? ってなったのだ。

いや三日月が。
あの三日月だけが延々とループしてるんじゃなくて前の記憶を持ったまま顕現している……? ループしてるのか。前回が刀剣破壊で今回は刀解。連隊戦のこともゲームでシステム上できることは全部やっていくんだな。

三日月と燭台切が戦い、燭台が倒れてなんかさにわもでてきて、修行を終えた長谷部と不動が帰ってきてまんばが叫んで1幕が下りて、みたいなの。
電気がついても何が起こったかあんまりわかってなくて、ついったーでわーわー言いながら10分ぐらいしてから認識が追いついてきて(隣のひとが、すごいぼたぼたぼたって涙が出てきてびっくりした。いや……あれはあかんやろ。どう受け止めたらいいか分からなかった。

天下五剣だっていちいちつっかかっていたおおかねひらが一番に三日月の身の安否(というか裏切ったかとかそうじゃないとかそういうのおいといて)を気にしていたところが印象に残った。

今回は京都劇場の後ろから数えた方が早いような席で(でも階段の上の席だから客席側からの入退場はよく見えた)表情までは見られなかったけど、全景が目に入ってよかった。

不動が修行に出ていた先は蘭丸(元の主のところのあのひとだよな)で、鶴丸が黒い鶴丸になったあの伊達の甲冑も出てきて、これまでの戦いがたくさん出てきていた。義経とか、池田屋とか、坂本竜馬とか、最後のところは言ってなかったけど明治大正で、爆弾が落ちるみたいな音がしていたあれはたぶん太平洋戦争とかなのでは? 時間軸がものすごく動いていた。まっしろな三日月が衝撃的で。

時鳥(名前のほう)が名前を付けられる前の彼のしゃべりがとてもなつかしくてなんだっけこれと思っていたらTRUMPの2010のRのアレンだ。

燭台のミュージカルパートあれもしかして日替わりだったりするのかな。マグロをおろすときの歌だった。いい声だった。スタイルいいし顔いいし最高だな。

鶴と燭台の殺陣はやっぱりとても好きだ。立ち回りがとてもいい。番傘いいなあ。

歴史を守るといっているけど自分にはまだ「今」だという時鳥よかったし今回映像も音楽もすごいくいい仕事をしていた。

後列から前10列目ぐらいまではスタオベだった。久しぶりに泣きながら拍手した。ライビュ行きたいなあ。ストーリーは頭に入ったので、今度は表情とか動きとかみたい。