あやかし飴屋の神隠し (メディアワークス文庫)

紅玉さん・現代・お祭り・メインか少女じゃなくて男です。妖怪も出てきます。神社には妖怪が付き物なのでしょうがない。
私が祭りというとまず想定するのが阿波踊りでその次がえべっさんでな。
縁日の一角にある飴屋を営む叶義と牡丹。あやかしを見るをもった青年と作れないものはないという飴細工師である。キャラ飴を作ったりする中で妖怪飴もつくる。悩み相談的な、妖怪退治的な、なんかそういうのとあと才能の話。
雰囲気的には夜市とあまつき。全四話っていう感じで最初の一話ぐらいは攻撃力低いなー(でも生活に困難をきたす程度の腱鞘炎は俺覚えがあるので胸が痛い)と思ってたら真綿を持ち出してきてやっぱり鈍器もって殴りかかってきたのでいつものやつだーーーーーーーーーーー! ってなった。

皮肉屋の青年でなまえが叶義っていう時点でこいつは吐血しないなと思った。違いない。
私基本的に才能の話っていうか持ってる人とと持ってない人の話が好きなので……あと一宿一飯の恩義とか生きろとか。

「行く手を阻まれても、背中をどんなに押されても、ゆらいだりしない、フラットな気持ちが……一番強いんじゃないかとは、思います」

(P97)