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2014年04月29日

トキヤで『いえない一言』

助けを求めることがひどく不得意でした。大抵のことは自分でできていましたし、まだ子どものうちに上京して長い期間一人暮らしをしていたので、仕事を介さない人との接し方に悩むこともありました。その点音也はそういうのがとても上手で学園時代から私はそれに振り回されることが多くて、困りました。

トキヤでわたしの涙は飾りなんかじゃないんです

「私だって涙のひとつやふたつ演技以外で流す事だってあるんです! 演技の装飾用じゃないんですよあなた分かっているんですか。心配ばかりさせるくせに本当に無神経なことばかり」「分かったからトキヤ、もうお酒はやめよ? 烏龍茶でも飲もうよ」「トッキーは元気だねえ」「寿さんうるさいです」

那月で『普通の尺度』

「普通の尺度では測れない」という那月への評価は誰しもが通過するところだったが、翔にとっての那月はもっと身近な存在だった。確かに理解しがたい行動は多かったがお互いによき理解者で無二の友人だった。2人はずっとこのままなのだろうと思っていたがある日その均衡は崩れることとなる。

さよならをしよう

ここにいるのはST☆RISHの一ノ瀬トキヤだ。もうHAYATOではない。これでようやく望んでいた自分らしく歌が歌える。今回のことで失ったものも迷惑も相当積み重ねてしまったが今後の動きで挽回できると信じている。もう1人ではないから大丈夫だ。1人で背負っていた時代はもう終わったのだ。

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