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2014年04月14日

那月で『縁のない話』

「好きなものを好きだって言って通るような世の中だったら……これで完成です!どうですか?」満足げな那月を見ながら翔は自分の爪に目を落とす。
「那月がネイルって縁がないと思ったけど上手い……ってピヨちゃん描いてんじゃねえよ!」
「これが消えるまでは見るたびに僕のこと思い出すでしょ?」

音也で『なんて言ったの?』

「え、トキヤ今なんて言ったの?」
「ですから、しばらくお休みをいただくことにしました」
活動休止というやつですねと言う言葉はまたもや音也の耳を通り抜けていった。
聞き間違いではなかった。
「どっか悪いの!? 病院、病院行く?」「私はいたって健康ですよ。でもそうですね、少し疲れました」

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