春号っていっても1月発売なんだ……(確かに新春だけど
・インタビュー2種(編集部によるものと豊崎由美によるもの)
・綾辻行人・森見登美彦・津原泰水・中村航からの質問
・鈴木成一・鴻上尚史との鼎談・よしながふみと対談あり
・ブラザーサン、シスタームーンの予告編小説
・お題:恩田陸でのエッセイ・書き手大森望・川端裕人・藤田新策・有川浩
・恩田陸著作リスト(ただリストが載ってるだけじゃなくて書評つき。中庭の出来事まで)
など豪華な本だった。1冊丸ごと恩田陸特集というわけではないけど1冊の半分ぐらい(120ページ強)が割かれている。
この春、恩田陸待望の長編「ブラザーサン、シスタームーン」が刊行される(P4)
いやでてねーよ!って思ったり。大学が舞台で青春小説らしい。
予告編見た感じでは3人の男女が川の近くを歩いてて、この町誰もいないんだけどとか言ってて、マリーセレスト号(だったか。人がいた感じはあるけど誰もいなかったやつ)っぽいなーと思いました。
ていうか「予告されてて発売日も決まってたけど突然延期になった話」多いよなあ。きのうの世界とか。きのうの世界は新聞連載してたからまだ書けてないオチじゃないと思うんですが。しかし恩田さんの今年の仕事量はやばすぎる。文庫落ちも多かったとはいえいっぱい本出たよ……今日小説推理ぺらぺらしてたら神原恵弥シリーズの第三弾始まってたよ……
子ども時代の話で
恩田:父の会社の支社は必ず県庁所在地にあったんです。県庁所在地のつくりって本当に似ているんですよね、駅があってロータリーがあって、その駅の裏側っていうのは近年になってから開発されてでっかい箱ものが建ってるとか。(P21)
駅前にロータリーあるあると思ったけど、いや駅の裏はうちの県の場合は山だ(゚д゚)
しかも人の手が入ってない原生林。市立体育館があって小学校があって川。
おおお……
恩田:強くて美しくて邪悪な女の子に惹かれるんですよねえ(P73)
理瀬はいいよ……黒理瀬ならもっといい。
98年SFセミナーでの執筆予定のタイトル&説明の11作品のメモ
・「グリーンスリーブス」ベトナムジャングル奥地で古代から住む知的生命体と戦う人たちの話
・「闇の絵本」京都第観光幻想小説
・「草の城」おばあちゃんが主役のタイムトラベルSF
・「ピースメーカー」東京の町工場が地雷撲滅戦車を作る
・「夜舞うつばめ」記憶のない女の子が主人公の超能力もの
・「海鳴りとめまい」純文学ミステリ
以上7作は未発表。11のうち残りの4つがライオンハート、ロミオ、ユージニア、夜ピク
鼎談の
恩田:鈴木さんがすごいのは、「これは鈴木さんだな」って思って手に取るのではなくて、「あ、これいいな」って見ると、大体鈴木さんの装幀だということなんですよね。「これこそ、鈴木成一」ってカラーがあるわけではないんです。
激しくうなずいたところ。ネクロポリスは知ってたけど月の裏側とかもそうだったんだ……