聖グリセルダ学院の初恋 (小学館ルルル文庫 あ 2-14)

暗殺者の村で生まれ育ち、自らも暗殺者の卵として鍛錬を積んでいたティエサだったが、終戦をきっかけにふつうの学生となるべくグリセルダ学園へ入学した。それから季節は流れ冬休みになった。
ティエサたち4人は冬休みを雪山で過ごそうということで、ネージュの別荘があるルプルへ向かった。
そこで出会ったのはラララ叢書の作家と作家志望、それからキアスの昔なじみだった。

トトの喋り方が実にベアト1である。いいぜェキアス……殺しあおうじゃないかよォとか言い出してもふしぎではないベアト的な喋り方である。恋する乙女は乙女なんだけども、とても豪快。

あと昨日「気持ち悪いイケメンも略したらキモメンではないかね」といっていたのはあとがきを読んでです。
ノンノの駄目な感じは好ましいがあの小説はだめだ! いつぞやのガッシボッカみたいだ!

この229ページが格好いい。でもろっさまが憑依したフェリっぽいと思ってすみません。
というかあの後半は良いな! たまらん! ていうかグリセルダはミステリ風なところがあり、バトルあり、恋愛あり、そのバランスがまじ美味ぇー! と叫ぶところだ。

  1. うみねこのなく頃にの登場人物。 []

新人さんがやってきたぞー。今年の新人さんはなんか……ふつう?
去年はやたら背が高かったり声が高かったり顔が濃かったりチャラかったりイケメンとか可愛い子とか、特徴ある子が多かったんですが、まあまあ身長もみんな似たような感じの、第一印象としてはふつうっぽい子が多い1
新人超多い。新人だけでフルーツバスケットとかハンカチ落としができる2全員だともう多すぎていみがわからない。平和オフ1回分に肉薄する勢い。
4月の目標は新人さんの名前を覚えることです。とりあえず来週の飲み会で積極的に絡んでいく次第。

銀魂(新番組のほう)がはじまるわけですが私今まではBSのほうで見ていて、今はテレビ和歌山の遅れてやってきた本放送3で見ているんですが、BSジャパンでも放送されるのかなというのが気になるところです。

今週の土曜はMarchenの上映会です。

  1. という話をしていた []
  2. 昼休み後部屋を縁取るように座っている新人さんを見て []
  3. 吉原炎上編が終わったところ []

GOSICKVII‐ゴシック・薔薇色の人生‐ (角川文庫)

面白かったです。あとヴィクトリカが可愛かったです。
久城がベルゼブブ以降のヒーロー的な、ちゃんと成長した子でとてもたくましい。
コルデリア・ギャロの出番が多くてキャッキャウフフしていた。ヴィクトリカ出生の秘密、というか当時の事情である。
ヴィクトリカが生まれた頃のコルデリアの話はなんだかアナザー七竈のような気分で読んだ。
ていうかブライアン・ロスコーはふたりいるにとても動揺した。なんだかよくわからないが動揺した。

物語の舞台は王都ソヴレムでいまだ根強い人気を誇る10年前に亡くなった王妃ココ。彼女の死の真相である。
リヴィングチェスは今度出るGOSICKsのことだなあと思い、セシルとゾフィはなんかよくわからない女性になったなあと思い、ドリルはなんだか可愛くなった。

たびたび鳩が登場するので、うらら・こんこんに続きついに私も二次元に飛び込んだかと思った。

「ぼくは、君が巻き込まれるすべてのことにこれからかかわっていくんだ。君の父、ブロワ伯爵とも、海水に覆われていく<ベルゼブブの頭蓋>で話したし、灰色狼のブライアン・ロスコーとも学園の時計塔で対峙した。ぼくという男はもうとっくに、君という非凡な存在を巡る世界の因果の輪に囚われているし、そのことを怖がってもいない。ぼくはなによりも君が大事だから」
「でも、でもだめなのだ……」
「君は優しいね。それに、案外、臆病なんだ。毎日、ああやって書物の海を自在に泳いでみせるくせに、実際の出来事に身近な人を巻き込むのをすごく怖がっている」

(P100)

アニメ化してからこっち、GOSICK関連記事がとても火を噴いています。
どれもこれも1年とか結構前に書いたエントリばかりです。ビーンズ文庫版も週末には出ます。

GOSICK ‐ゴシック‐ (角川ビーンズ文庫)GOSICKII ‐ゴシック・その罪は名もなき‐ (角川ビーンズ文庫)

読むぜ読むぜ。

黙々と本を読んでいました。
昼からはホットケーキを作りました。うめえ。あと城南が1回戦突破しててすげえ! とおもった。

はなはるフェスタのライブゲストが新聞に載っていた。

The ROOTLESS
ピコ
近藤夏子

以上の三組の模様。
ROOTLESSは3月末現在ワンピースのOPを歌っている人です1。ピコはいつぞやのNHKのアリプロも出てたアニソン番組に出てた人で近藤夏子はなんか凄いキーボードの人らしい。
4月24日13:30スタート。野外無料ライブ。10時ぐらいから行って待機しようかと考えた。
はな・はる・フェスタ2011 - 徳島県観光情報サイト - 阿波ナビ -

これが終わればマチアソビが近づいてきます。
震災以降マチアソビ関連は沈黙していて、やりますよともやりませんよとも協議中ですともなくてどうなるんだろうと思っていたんですが、つい最近の日付でこんなのを見る。
デジタルコンテンツPR事業の委託業務に係る企画提案募集について | 徳島県
緊急雇用創出事業利用してマチアソビと連携するよ臨時職員雇うよ予算がっつりつけるよ企画募集するよっていう。はっちゃけてるなあ。楽観的にはあるんじゃないかなあと思ってる。

ラノサイ杯の話 - 平和の温故知新@はてな
ラノサイ杯が現行の方式では終了ということ。お疲れ様でした。

明日から新人さんが多く入社してきます。うおおがんばるー。

  1. ベースが徳島の人繋がりでその辺も載っていた []

C79で「この少女小説がすごい」という同人誌をラ管連スペースへ委託して頒布しました。(→参考
次回はLNFかな! とか言ってたんですがLNFが震災の影響で延期となりました。(→LNF公式
会場を使って交流会はするようだし半年後ぐらいには開催されるようですが、まあそれはそれ。

個人的には余ろうが余るまいがイベント頒布は4月のLNFで最後にしようと思っていたのでさてどうしようという話。
前にも書きましたが書店委託するには残部数は少なくかつ少女小説の紹介本というニッチな本です。
余部として置いておくにはちょっと数は多いですが、まあいいんじゃねと思うのでこのままになりそうな雰囲気。
まあSHライブとかマチアソビとかで、あれ欲しいですと言われれば持ち込もうとは思います。

もし今後イベント頒布の機会があったとしてもペーパーの内容が古くなります。裏面はともかく表面は。
で、おまけだし公開してもいいんじゃねということでどん(゚д゚)

(PDF注意)
ペーパー表
ペーパー裏

ペーパー表のアイリスの入選作品をすこーんと落としているのですが、
「入選:『人形草紙〜泡沫の器〜』/ 紫月恵里」という文字を心の中で足しておいてください。
内容作成は私まろん、デザインはsoundseaさんでお送りしました。

人形草紙?桜下の誓いと散華の絆 (一迅社文庫アイリス)

一迅社文庫アイリスが創刊されたのは2008年7月ですが、これがレーベルの新人賞から生まれた初の作品です。
和風です。雰囲気としてはちょっとレトロな感じで、アイリスの中では影詠みの天花と同じカテゴリにいそうな雰囲気。
今書きながら思ったけどこのサブタイトルエリアルフォースみたいだ。

この世界には妄執など負の感情を背負った者が鬼に変化して人を襲う異形が確認されている。
これらを退治するのが七宝と呼ばれる人形、そして息吹で七宝に力を与える七宝士がいる。息吹は自分の命を削って七宝に与え操るもので選ばれた者は短命に終わる。七宝士にはどうやって選ばれるかといえば息吹が強いとある日体に花紋と呼ばれる花びらのような痣が浮いてくるのだ。
七宝士となるのは大抵4枚以上、主が見つからない場合は3枚でも選ばれることがある。どちらにしろ花紋が現れるとそれに引き寄せられ鬼がやってきやすくなるため、それまでどおりの生活は難しくなる場合がある。

主従とか、当代の主のみの記憶を持つ人形と生まれてからずっとの記憶を持つ人形。
若くして死別することを何度も繰り返す。前の主への思いを断ち切れないでいるとか、そんな感じの。
檀いいよね。

今朝は結婚式を祝福しつつ早い目に外に出たらちょうさむい。
3月末なのにこの寒さは何だろう。先輩自重してください。こんこん、おっと咳が。

新しい鞄が欲しいのであちこちをうろうろしたけどピンと来るものがなくて、イーッとなってあほのように本を買った。
ただのあほだ。

東京では90年代カラオケが絶賛開催されていてTLに流れてくる曲名が凄く懐かしい。
だんだんtwo-mixが聞きたくなってくる罠だった1

今日はようやくGOSICKを買った。がもったいなくて1ページめくって元に戻している。
明日正座して読む。

うそつきリリィ0巻がすごく「ちょっといい話」だった。双子最強。

うそつきリリィ(0)番外編 (マーガレットコミックス)

  1. 別に誰も歌ってないのにというオチである []

新本格謎夜会(ミステリー・ナイト) (講談社ノベルス)

船上1で行われたミステリフェスティバルの模様を1冊におさめましたという内容。
1泊2日で謎解きのイベントやトークショーや作家を見つけてサインをもらえたりそんな感じの。
書いたのは大地洋子さんで、なにげなくふんふんと読んでいたら「おーちさん」って書かれてて、ようやく「あの人なのか!」と思い当たる2

麻耶雄嵩がまーやって呼ばれてたのが妙にツボにはまった。綾辻さんがあーやなのは知ってたけど3
綾辻さんが人夫を妊婦と聞き間違えたり我孫子さんが豆腐屋はハードボイルド! とかいってて、トークショーおもしれええと思った。

安楽椅子探偵の新作が見たいなあ。

有栖川 いやね、綾辻さんてね、人を騙すのが大好きなんで、これで騙せると思うと、そのトリックを話してくれるときって(体をかがめて口元を押さえて)くっくっくっく……ってすっごい嬉しそうに笑うんですよ。

(P141)
  1. 関西ではホテルで []
  2. かつくらでよくいるあのひとじゃないか []
  3. (オフィスめめで見た。と思い出したら鷺沢さんがいなくなってからもう随分と経ってしまったことにしんみりした []

朝頑張ったから昼からは少ないだろうかと思ったらまったくそんなことはなかった。

SHのライブ予定がやってきたよ! 領拡だよ! なにこの平日メイン。
神戸2日目か愛知2日目か。比較的都合がつきやすいのはその辺。神戸2日目は阿波踊り初日なので悩ましい。
東北・その他地域でも絶賛調整中って四国だといいな……ないかな……。
そして神戸の開場は三宮の駅前なので閉演時間によっては日帰り可能かもと思ったりする。
しかしなんだ、まだ焦る時ではない。

ふがいない僕は空を見た

「女による女のためのR-18文学賞」大賞作品。
全5話の連作短編で、斉藤卓巳君が中核なんだろうか。
この子のガールフレンド、一時期関係を持った主婦、友人、母などの視点で語られる。
1話が冒頭からちょっと引くレベルでえろい。なんたっていきなりどんである。
主婦がコミケでナンパした男子高校生に札つかませて脚本書いてそれにそってコスプレでピーなのである。
とりあえず本を閉じて1週間ぐらい寝かせて再度読み始める。性的な意味で結構えげつないのは最初の1話だけである。あと基本的には結構悲惨な話が多いです。無惨な事態さ。

「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」はなんというか、気持ち悪い話だ。
ストーリーセラー2収録の有川浩のヒトモドキのような気持ち悪さ。こっちのほうがさらにえぐいとは思った。
1話で出た主婦視点の話。「あなたがもっとがんばらないからよ」って怖い。妊娠こえー。
こえーとおもってたらさらにこえー展開。なにこれやばい。

「セイタカアワダチソウの空」はうってかわって黒い。2035年が比較的あれだったのでとても黒い。
ハチクロのはぐとおばあちゃんの二人だけのおうちを思い出す。田岡さんが花丸つけてるシーンになぜかじーんときた。なんでもないワンシーンだけど、JR内だったのでこれはやばいと思ってそこで中断した。
この話はすごかった。この子が一番心配だ。

花粉・受粉は命が生まれてくる現場は凄い話だった。でもあの壷はだめだ。よくない。

学校の授業や、テレビでは絶対味わえない、いのちの出来事に、心を奪われてしまったのだ。初めてお産に立ち会ったとき、産婦さんの体から流れ出てくる羊水の温かさに感動した。こんなに温かくてやわらかな水の中でいのちが育ち、この世界に生まれ出てくる。その現場にいつもいたかった。
眠れなくても、食事が出来なくても、儲からなくても、お産の場所にいたかった。

(P226)
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