カテゴリー「 読了 」の記事

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シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と紫の約束 (角川ビーンズ文庫)

王都ルイスイトンから程近い小高い丘の上にアンとペイジ工房派はいた。
ここにあるホリーリーフ城を借りて作業作りに専念することにしたのだった。かつては優雅であっただろうその城館は荒れ果て、窓は割れ草が生い茂り幽霊屋敷というような趣になっていた。後からやってきたブリジットは愛玩妖精をつれていた。まだ彼女は孤立している。

新聖祭への作業がはじまったところ。幽霊騒ぎがあったりして、後はいい感じにシャルがデレている。
単純にデレたー! というのであれば前巻のほうが上なんだけど、これはよいデレであった。

生前のハーバートとの話が好きだなー。過去の話はいつでもきれいなものだー。

以下続く! という終わりではあるけど3巻に比べればなんてことはない。楽しみに待てる。

デュラララ!! ×10 (電撃文庫 な 9-39)

\ やべえ /

色々ある。とりあえずドタチンがどーん轢かれるところからはじまる。遊馬崎が珍しく出番多いですね。よいことです。堕天使エロメイド出過ぎだわと思ったらカラーのこれは……1
ダラーズが色々大変だった。というかこれははやく続きを。接続章は世界が崩壊しそうだった。混ぜるな危険的な。

  1. ジャッジメントですの! []

ユニコーンの恋文 (講談社X文庫?ホワイトハート)

魔法に支配されている世界< 夢の平原>で暮らす乙女たちは皆不条理な運命で若くして死すべき運命にあった。そこを魔法の鷹ノアに助けられ子の世界で育つことになった。この世界には自分の意思とは別に大怪我を負ってこの世界に迷い込んでくる男がいた。
青年と乙女は恋に落ち、花嫁衣裳をまとってこの世界を出て行く。それがこの世界のルールだった。
そしてカタリアが最後にこの世界に残った。花婿候補はまだ現れないが結婚を夢見るカタリア。しかし実際にカタリアの前に現れたのは人を寄せ付けない男だった。

魔法にかけられてみたいな!
物語は夢の平原で展開するのではなく、かなり現代寄りの世界で展開する。帯には「おとぎ話の世界から現実に飛び出した少女」って書いてあるけど普通に読んでなかったからびっくりした。

色々とめんどくさい男が、幸せを求めておとぎ話の国から外へ飛び出した娘を家に迎え入れて、心を柔らかくしていくまでの話です。基本的には善人しかいない感じで、特に弁護士周りはもっとどろどろなれそうなものだけども善人。118ページからのあれこれが好きです。感情大爆発。

海上のミスティア (一迅社文庫アイリス)

時代は今戦時下にあった。15歳〜25歳の男女は5年間の徴兵が義務付けられ、以前なら既婚女性や家長ならば免除されていたものが今はさらに基準が厳しくなっている。エダは船医になるための勉強したかったが、このご時勢の中訓練校へ行くことも許されず行動を制限されていた。それを不憫に思った友人のマイラはエダにも内緒で旅行に行くことにして、ドルトワイス訓練校の海上訓練船ルティアナ号に乗船した。

ルティアナ号は動く学校であり敵襲にも遭遇する。毎日が死と隣りあわせかもしれない実習だ。
エダのためマイラが支払ってくれたのはせいぜい頭金にしかならず、このまま行けば学費を払えず7日後には下船しなければならない。エダは莫大な学費を払わずともルティアナ号に乗り続けられる道を船医兼掃除夫から与えられる。この船には「不敗の女神ミスティア」がいる。ときに船長さえ凌駕するその地位につけば学費などいらないというのだ。

なんか「ヴェネツィア的海上学園都市での物語」っていう謎のすりこみがなされていた。
読みながら「また全裸か」とつぶやく。この本がでたのは2009年なのでちょっと前なのですが最近読む本になぜか全裸キャラが多い。エダはミスティアとなり、ミタスと呼ばれる5人の側近を選ぶことになる。
まあこの5人が様々で、うたプリを見ている今では「よーしお前ら1列に並べー今からLOVE1000%踊れー」って思う。○○ルートっていう単語がよぎった。戦時下にあるため人がばっさーと死ぬ。とりあえず3巻まで読む1

  1. 2巻が売ってなくてとりあえず3巻を先に買ったらどこにも2巻が売ってなくてぽちった。 []

NOTTE-誓約の十字架- (ルルル文庫)

あっという間の最終巻。「私たち幸せです」の舞台は前巻と変わらず北都。
日蝕の日に行われる降神祭の手伝いをすることになったイリスとルカは、っていう。
このふたりがすごく少女漫画である。小説だけど少女漫画。現実でいうと高校生ぐらい1の恋愛模様である。花ゆめ系。
いちゃいちゃしているのはいいんですがクライマックスが(個人的には)圧倒的に盛り上がらないまま終了した……。ラスボスとは何だったのか。短編集ライクな日常ラブが長かったな。

  1. 16歳設定らしいのでだいたいあってる。 []

ベン・トー 7.5  箸休め 〜Wolves, be ambitious!〜 (ベン・トーシリーズ)

HP同好会は茉莉花のおねだりで旅行に行くことになった。著莪が適当に企画を立て始め、話を聞きつけた白梅パパがコネで格安に泊まらせてくれる旅館があると持ち出し、平日出発のため他校生の著莪だけ留守番になった。
企画を立てた著莪が留守番。この世は無常である。
道中気になる駅弁としてうなぎ茶漬け弁当を買うことにしたがすったもんだー! があったのだった。
企業戦士サラリーマンが銀魂の近藤さんに見える。世界のヨー・サトウはロリコンの扉を開いた。
あとは短編が色々と。この「著莪だけ留守番」がやばい。とてもやばい。幼馴染みパワーめ!
あの旅館のごはん(米)がとてもおいしそうで転がった。美味い米は至福。

あせびちゃんのバイトの話が地味にツボだった。あと今回は白粉先生がそれなりに控えめだった。
白粉先生自体は出ているけどクリーチャーいるけど控えめだった。ヨー・サトウのロリの扉が群を抜いていた。

異常にページが黒い。文字がみっしりと並んでいる。改行さえほとんどない。
そしてパンツァードラグーンとか懐かしすぎる。あとがきのCh@bTalkに懐かしく思い出した。
ネットにつなげようとしたけど何をやっても無理で「親子電話は無理」みたいな現実が立ちはだかった。

東京レイヴンズ5  days in nest II & GIRL AGAIN (富士見ファンタジア文庫)

短編4つと本編、みたいな感じの4巻と同じ構成。
相変わらず夏目が夏目でした。全部もって行く気だな。モッテカレター。
幼馴染みらしい「病気の看病1」「嫉妬2」「わいわい鍋と飲酒3」と、夏目が可愛いです。ちょっと行動がアレでしたが可愛いです。

京子と鈴鹿がなかなか美味いことがわかりました。学園パートになると京子>鈴鹿>夏目>春虎 っぽいです。
でも春虎→北斗のあれこれがもう、布団の上でびったんびったんと転がった。転がるしかなかった。なんだあのピュアピュア。死ねる。ラブコメしやがって! ラブコメしやがって!

  1. ただし方法がちょっとアレ []
  2. 対抗方法がとてもアレ []
  3. 飲んだ後の行動がアレ []

宝塚(ヅカ)読本 (文春文庫)

宝塚入門のための1冊。
初ヅカ体験してみたいひとへのQ&Aとかちょっとはまりそうな人に対するQ&Aとか、文庫版でお手軽に!
関東でヅカデビューしようかと考えている人はちょっとこれ読んでください>各位

Q:宝塚を観たいのですが、どうしたらいいですか?
A:職場や学校でさりげなく「宝塚、行ってみたいなあ」と呟いてみましょう。

(P52)

と言った結果、はるばる関東から兵庫までやってきたのがこいつです。
SHもそうだけど仲間を増やすことに対しては余念がないので悪いようにはされないと思います。

ちなみに漫画でヅカ入門だというと

ZUCCA×ZUCA(1) (モーニングKCDX)

こういうのもある!

こうして彼は屋上を燃やすことにした (ガガガ文庫)

好きな人ができたんだと彼氏にふられて世界のすべてを失ったと思っている私、三浦加奈はもう自殺してしまおうかと屋上へ行った。屋上には変な3人組のたまり場になっていて、どうせ死ぬなら復讐してから死にませんかとかはなしかけてきた。
オズの魔法使いになぞえらえて3人は「ライオン」「カカシ」「ブリキ」と名乗り加奈は「ドロシー」になった。

屋上を燃やすまでに至る物語。

ドロシーの自殺したい理由がなんとも15歳っぽい。世界には大好きだったアメくんとの思い出があちこちにあふれすぎていて辛い。彼の匂いがするものを捨てるならわたしももういらないんじゃ? とかいう発想が女子っぽい。
でも「自殺したい理由」としてドロシーのものは時間が経てば修復できるもので一番軽い。
ライオンつよいなあ。わたしライオンの変身のシーンと月に向かって吼えてるシーンが好きだ。ていうかライオンの話が全般的に好きなんです。
いや自殺するとか言ってるけど皆強いなあ。「屋上」という響きが既に青春過ぎる。

深泥丘奇談・続 (幽ブックス)

奇妙なテイストの怪談短編集第2弾。2弾といっても特に繋がった話ではないのでどこからでも読めます。
京都っぽいところをモデルにした本格ミステリ作家の「私」が色んな目に遭う。
なかにはこんな夢を見た みたいな感じではじまるのもある。
可視化された(そして手術で除去できる)心の闇笑った。「狂い桜」と「ホはホラー映画のホ」が好きです。
まじ不気味だったのは「コネコメガニ」ぞっとした。

これ読んでるときに掛け軸がどーん落ちてびびった。紐がすっぽ抜けたらしい。

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