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Tag: 音也

一ノ瀬トキヤで『Marry me?』

プロポーズの言葉を聴かれてトキヤはそれはそれは幸せそうに笑って「演技上ではたくさん経験があるのですがいざ自分の事となると妙に緊張してしまって『私と結婚していただけませんか?』というのが精一杯でした」と言っていた。結婚の事は事前に聞かされていたけどトキヤが何だか知らない人みたいだ。

トキヤで『どうせ無意識なんだろ』

「音也、そのポケットに直接小銭入れるのやめなさい」
「えっ」
言われて初めて気がついたように手を突っ込んでポケットの中身を出す。手のひらにはよれてちぎれたレシートもあった
「どうせ無意識なんでしょうが、もう子どもじゃないんですからそういうのはみっともないですよ。財布を使いなさい」

カレーパンまん

「トキヤはカレーパンマンだったらよかったのにね。そしたら俺いつでもどこでもトキヤのカレー食えるのに」
「あなた馬鹿ですか」
「アンパンマンのあの古い頭ってどうなるのかな。昔は何とも思わなかったけどすげえ不思議。トキヤんちの子育て手伝わないなら俺アンパンマンとか見る機会なかったかも」

トキヤでわたしの涙は飾りなんかじゃないんです

「私だって涙のひとつやふたつ演技以外で流す事だってあるんです! 演技の装飾用じゃないんですよあなた分かっているんですか。心配ばかりさせるくせに本当に無神経なことばかり」「分かったからトキヤ、もうお酒はやめよ? 烏龍茶でも飲もうよ」「トッキーは元気だねえ」「寿さんうるさいです」

トキヤで『長く一緒にいた影響』

「かつてはルームメイトでしたしその頃からの名残でユニットや仕事などでは一緒に行動することは多かったと思いますが、私は私です。影響など受けていません」
「てトキヤはいつも言うんだけどあなたとは永遠にライバルとして競い合いたいものですって言ってくれたのが俺のデビュー当時一番の思い出!」

音也で『どうでもいいよ、そんなこと』

目を丸くするトキヤに音也は逆にえ?と首を傾けた。
「別になんだっていいよ。あのトキヤが休みが欲しいって言うんだからよっぽどの何かがあるんだよ。でもまあ……」
音也はテーブルに肘をついてトキヤをしばらくじっと見て、にっと笑った。
「トキヤ、俺に嘘ついてない? それかなんか隠してるよね?」
「……何のことですか」
「だって今のトキヤ演技のスイッチ入ってる。瞬きの回数すんごい少ないもん」
音也は自分の目を指した後トキヤを指差した。
「那月んとこみたいにべったりじゃないけど俺トキヤの癖ぐらい分かるし」
【一ノ瀬選手ドッキリリベンジならず。またしても敗退、現在一十木選手全勝です】

音也へのお題は『「私は高いわよ?」』

 「ST☆RISH様」と書かれたドアを開けると目の前に音也が裸で立っていた。
 両手には脱いだばかりと思われるTシャツを持っていて、振り返り様にレンを見ていてぽかんと口を開けていた。
「あっ」
「昼間から大胆だねえイッキ」
「違うよただの着替えだよ。今日自転車で来たら通り雨にあっちゃってさ。もうびしょびしょなんだよ」
 そういわれてレンは今日来る時に道路が濡れていた事を思い出した。ちょうど通り過ぎた後に移動していたのだろう。音也が着ていたシャツは色が変わるぐらい濡れていて水滴こそは落ちないものの重そうに垂れていた。
「ジム通いは成果を上げてるみたいだね。筋肉ついてるよ」
「本当に? 嬉しいな。俺頑張ってるんだよ。この前翔とやった腹筋勝負俺が勝ったしね!」
 指差したとおりに背中を見ようとして、ひねったり鏡に向けたりしている音也の姿がいつに増して犬みたいで、レンは声を上げて笑いながらスマートフォンを向けて写真を撮った。シャッター音を聞くと仕事モードにでもなるのか音也はポーズを決めて、笑顔でピースを向けてきた。
「撮られといてなんだけどレン、俺の裸安くないよ? 高いよ?」
しゃがんで上目遣いのまま音也はレンに向かって手を突き出した。
「撮られる相手が身内なら可愛いもんだよ。イッキもそのうちレディと一緒の写真を撮られたりするんだよ」
 レンは鞄からガムを出すと音也の手に乗せたが、「眠気すっきり」と書かれたそれは音也の苦手な味だったらしくまたつき返された。
「芸能記者ってどこに潜んでるの」
「……イッキには火遊びはまだ早いと思うけど聞くかい?」
「音也に妙なことを吹き込むのはやめてください」
 レンもしゃがみこんで秘密の話を始めかけたところでトキヤがやってきた。そのままレンに対しては生活態度全般について、音也に対しては天気予報を見ろ、風邪を引くと説教の時間となった。

 ちなみに後日談としてはこの時に撮られた半裸の音也の写真はレンのブログにアップされることとなり、各地の音也担のあいだでレン様まじ崇めるわと話題になった。

音也で『きっと大丈夫』

「休んでる間は何するの?」
そう尋ねるとトキヤは音也の背後の壁でも眺めるような遠い表情で呟いた。
「最近は旅行も行けてなかったのでどこかに行きましょうか、静かで綺麗なところがいいですね」「じゃ俺が一番いいところに案内する!俺もオフもらうしたぶん大丈夫だよ」
「聞かないんですか?」

音也で『なんて言ったの?』

「え、トキヤ今なんて言ったの?」
「ですから、しばらくお休みをいただくことにしました」
活動休止というやつですねと言う言葉はまたもや音也の耳を通り抜けていった。
聞き間違いではなかった。
「どっか悪いの!? 病院、病院行く?」「私はいたって健康ですよ。でもそうですね、少し疲れました」

音也で『大人しく降参して』

「トキヤは大人しく降参すればいいのに」
個室居酒屋の一角ですやすやと寝息を立てているがこれからが大変だと音也はげんなりする。
「トッキーは負けず嫌いだからね」
「れいちゃんが変に挑発するからいけないんだよあのトキヤ1人でつれて帰れないんだからね!」
「レンレンにはもう電話しといたよ☆」

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