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Tag: 真斗

通販、段ボール、限定

「これはな、魔法のメロンパンなのだ」
「は?」
「技術というものはすごいな。冷凍のパンなど初めて見た。焼くだけでふわふわのもちもちだぞ! 1日100個しか作られない限定品だ。通販というのもいい。周りを気にしなくていいからな」
「だからってこんな段ボールで届くレベルで買ってどうするの」

電車、スーツ、電話

あたしみたいなさぼりの学生しか乗ってない時間帯なのに珍しく人が乗っている。背が高くてスタイルもいい、高そうなスーツを着ている。都会から来た人だろうか。観察していると小さな声で電話してる声が聞こえた。……この声、知ってる。一ノ瀬トキヤだ。活動休止して、こんなところにいたんだ。

(電話が入らなかった)
アイドルにならなければ、という定番の質問をされて「神宮寺レン」というイメージから外さない回答をした。寝る前になってまたふと思い出してまた考えてみるが聖川みたいに堅苦しいスーツを着て電車に揺られる自分は想像できない。ほかも同じだ。何度考えても舞台の上。もうこの生き方しかありえない。

(スーツが入らなかった)
「温故知新ふたたび」では収録中の移動としてたびたび電車が使われる。そのたびに「切符の買い方が分からない」「どうやって携帯電話で乗換えなど調べたのだ」と一ノ瀬に真剣に相談する聖川が一部で人気を博している。何事も真剣味が過ぎて逆に笑いを誘っているのだというのは誰の言葉だったか。

蛍光ペン 約束 テープ

聖川さんとやっている「温故知新ふたたび」ですが、多少のハプニングはお約束として存在していますが毎回とても充実した収録ができています。移動中の聖川さんは台本を読み返していることが多く、覗き込むと蛍光ペンでチェックをしていたりご当地の歴史の資料などがテープで貼られてたりしています。

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