カテゴリー「 読了 」の記事

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狼と香辛料 8 (8) (電撃文庫 は 8-8)

5巻以来の面白さだった。
やっぱり陰謀とか商売とか冷や汗とかそんなのがあったほうがいい。ホロとロレンスがひたすらいちゃついてればいいというものではないのだ。
下巻に期待。



ブラックジョークな短編集。13編入り。
ちなみにあらすじに書かれている文壇とか文芸賞受賞裏事情的な話は最初4つだけです。
臨界家族と線香花火が好きだ。

メグとセロン 2 (2) (電撃文庫 し 8-25)

メグとセロンの下巻。この上下巻で夏休みは終わるように思ってましたがまだ続くようです。

安定はしてるけど、上巻と同じで地味で普通。特殊な能力をもたない普通の学生6人の夏の話といった感じ。6人それぞれにスポットライトが当たる日を待ちつつ。メグは可愛かったです。

でも分冊する意味はあったのかという薄さですなあ。

今夜きみを奪いに参上!-忘れられた楽園 (コバルト文庫 ひ 5-77)

空賊の話2巻。
めちゃくちゃおもすれーという話ではないんだけど、随所でにやーとできる本だ。S黄尾の印象が強いので、恋愛方面の進展がはえーなーと思った。

千住家にストラディヴァリウスが来た日—Stradivarius“De Duranty”1716 (新潮文庫 (せ-10-2))

エッセイ。家族もの。
運命とかめぐりあわせとかそんなものはあるんだなあと思う1冊。

一昨年、確か国文祭のプレイベントで千住真理子バイオリンコンサートがあって、宣伝を見た友達が「あ、千住真理子! え、知らん? ごっつい有名なんよー。あー行くわ行くわー」と言ってたのが1回目。
巡回サイトの日記で「今千住家がブーム!」て書いてたのが2回目。

bk1であれこれ積んでいた時にこの本を見たとき、「ここで会ったが3回目ーー」と思ったので読んでみたのだ。とりあえず他のものも読んでみるー。



幕末、とある小さな神社の神官兄弟の話。
弓月は夢に入って過去や未来を見る夢告が得意ではあるけどあまり役に立たない。そこに青戸屋の一人息子の件で夢告依頼が舞い込んだ。青戸屋の幸衛門が随分前に行方不明になった息子新太郎を探すと現れたのは3人の息子候補。この中の誰が本物の新太郎なのか。それを見つけるのが弓月への依頼だった。

確かにあらすじの通り話がよく転がっている。まあ幕末だからー。
他の畠中作品に比べると一段下がる。

しゃばけの若だんなの時は全く思わなかったんだけど、弓月が某てつなぎの青い人に変換された。ちなみに信行は黒い人である(゚д゚)

札差(ふださし)は江戸時代に幕府から旗本・御家人に支給される米の仲介を業とした者。浅草の蔵前に店を出し、米の仲介による手数料を取るほか、給米を担保に高利貸しを行い大きな利益を得た

ぼんやり生きてはもったいない

エッセイ。
初出を見る限りでは新聞に載っていたものが多いようだ。
とらドラの某独身(30)を思わせるところがあったり、さくさくと読めるものが多かった。どっちかというと女性向けの内容だった。

感情は、それに注意を集中すればするほど強くなるが、自然のままにしておけば、ひと上りした後、下り、やがてはおさまる、と。とらわれたり、無理にうち消そうとしたりせず、今日は今日のなすべきことを、予定どおり、こなしていればいいのである。(P186)

明日からまた頑張る……



「女性古書店主に話を聞いてみた」本。
生い立ちから別業種での話、古書店をやるまでの経歴きっかけ開業するときの苦労とか内装はこんな感じにしましたなど。
中にはすげー波乱万丈なひともいたり大変だ。

本の方向的にブックカフェものがたりと似てるかも、と思った。

クローバー

結構好きな感じだ……途中からぎゅるんと話の方向が変わるけど。
「猛獣使い」が好きだ。
話的にはベタなんだけど双子(ちなみに男女である。一緒に住んでいる)が出てきて姉ちゃん最強で恋愛の話というだけでもごちそうさまです!なのだ。

あとがきにもあるとおり最初は華子(姉)がメインで冬治(弟)はサブだと思ってたからなんだってーーとおもった。

東京バンドワゴン (集英社文庫 し 46-1)

単行本版が平台でよく見かけていたのですが、何の根拠もなく何の疑いもなく「ギターかき鳴らしながら空色ヒッチハイカーみたいに若者が東から西へ車で旅をする話」だと思ってた私が通ります。正しくは「東京下町にある老舗古本屋『東京バンドワゴン』を舞台とする大家族モノ」でした。ミステリ風連作短編。

帯が「早くドラマにしてくださいっ!」だったけどこれは確かにNHKの土曜9時枠でやってそうだ……
マードックさんの喋りが長いと全部ひらがなだからちょっと読みにくいな。でもこの語り口は好きだ。

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