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カレー、宅急便、雑誌

今日も音也がうちにいる。
「トキヤおかえり~。遅かったねえ宅急便届いてたから机の上においたよ」
目の前の音也は出会った頃とちっとも変わらない姿で笑いかけてくる。無邪気にカレー作ってなどと言ってくる。これは何の罰なのか。音也は私の代わりに雑誌の取材に行って死んだ。もう10年前のことだ。

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