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Tag: 翔

セール、カード、さいふ

「今日は僕がおごりますっていったのにごめんね」
「別にいいよ。セールで服色々買わせたしな。つかああいう小さい店じゃカード使えないから気をつけろよ」
「はーい。でも今日は翔ちゃんが音也くんとかと食べてるラーメンが食べられて嬉しかったです。美味しそうだなっていつも思ってたんですよ」

えさ、なげる、帽子

クリスマスの時に観劇に来ていた四ノ宮は餌を目の前にした犬みたいだったぞ。それかフリスビーを投げられた犬だな。あんなに喜ばれればこちらも甲斐があるというものだ。来栖は来栖で四ノ宮の劇を力を入れて見ていてな、よく助言していたダンスシーンが終わると帽子を握る手が緩んでほっとしていたぞ。

流星群、マフラー、水筒

「翔ちゃん明日の夜流星群見に行きませんか~?」
「あー去年も見たやつな。夜遅えんだよな。まあ夜公演だけだしな……」
「お月さまが隠れちゃってますからよく見えるはずです。紅茶水筒に入れて準備します! あと昨日買ったマフラーの出番ですねぇ」
「おい俺まだ行くとも行かないとも言ってねえぞ」


#1/3深夜はしぶんぎ座流星群でした

星空、ぬいぐるみ、子供の瞳

「ショウは子どもの瞳みたいだからね」
「何だよそれ」
「真っ直ぐ前を向いて歩いてるってことだよ」
渡されたケーキ屋の箱と袋は重さでは中は分からなかった。
「箱はボクとナツキから。金平糖とクッキーだから常温保存で大丈夫。袋のほうはナツキから。ナツキがいつも持ってる黄色いのが入ってる」


*お題……8bitちゃん

まちがい、真っ白、ライト

ねえ翔ちゃんダンス得意でしょ? 見てて欲しいんですと、吐く息も白い早朝から那月に強請られてコーチ役をすることになった。
「お前さっきもそこ間違えてたぞ。ここライトひとり浴びるソロダンスだろ? 気をつけろよ」
稽古はじめより上手くなっていて癪だから口には出さないがさすが那月だと思う。

ファーストフード、高校生、携帯

夏休みのミスドは人口密度が高い。制服の高校生を筆頭に同年代ばかりのこの空間にいるとなんだか不思議な気分になる。もしフツーの高校生になっていたら同い年の音也はともかく、レンやトキヤと今みたいに机を並べて「同級生」になることはなかったんだって思いながら携帯を眺めながら連絡を待った。

枕、先行発売、炎天下

こんな暑い日に枕ひとつにこの行列は意味が分からない。親子ばかりだから俺らは悪目立ちしてないか心配になる。ピヨちゃんセンターなるキャラショップができて3日目、今日の目玉は先行販売されるピヨちゃんジャンボ抱き枕だ。那月でも余裕で抱えられる大きさで早く行きたいと大はしゃぎだった。

セール、モール、帽子

「そこのモールでね、セールがはじまってたんですよぉ。この帽子翔ちゃん似合いそうって思って買ってきちゃいました!どうですか?」
「どう見ても子供サイズじゃねえか!俺の帽子かぶったことあるんだからサイズぐらい分かるだろ」
帽子は那月が持っている一番大きなピヨちゃんのもの落ち着いた。

頭痛、カート、荷札

カートに乗せられ届けられた山盛りの段ボールを見て翔は思わず頭を抱えた。荷札にはいずれも那月の字が躍っている。そういえばピヨちゃんも参加してる大型キャラクター展に行くといっていたし多少は買ってもいいと言ったがさすがにこれはやりすぎではないのか。片づけを考えると今から頭が痛い。

シュシュ、チャーム、限定

「こっちはシュシュがついてくるんです。こっちはチャームですよぉ。とっても可愛いです」
「お前シュシュが要るぐらい髪長くねーだろ」
那月が差し出してくるのは300円ほどの子供向けの箱付のお菓子だ。
「シュシュは限定のピヨちゃんなんです」
「両方買えよ。つかお前自分が目立つって事考えろよ」

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