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犬、布団、花

子どもができました、と掛け布団代わりにしていたタオルケットを持って幸せそうに緩んだ顔をして言われた。絶句する俺に構わず那月は喋り続ける。「僕精一杯可愛がります!」「お前いつのま、つかどこの誰だ!」「翔ちゃんもよく知ってる子ですよ?」「は!?」「向こうの通りの柴犬の花ちゃんですよ」

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