京都旅1日目

それは春先の石塀小路に初めて行った時にまで遡ります。
まだ緑色でしたが銀杏の木があってこれが全部染まるんだなあと思ったらなんかその時期の京都を見たくなったので行くことにしました。
宿を取ったのが9月。もう満員満室のホテルがいっぱいでじゃらんとか、宿予約系どこ探しても「希望にあてはまる宿泊施設はありません」と冷酷な宣告。ようやく三条付近でホテル発見→予約していたのですが同じぐらいの値段で町家風旅館に空きが出たのでホテルはキャンセル。そっちを予約。朝食付きと素泊まりでは2000円ほど値段が違いましたが奮発して朝食付きにしました。

さらに月日は流れ京都旅が近づく11月。前の週は有川浩の講演会に行ったりしてた為忘れてた高速バスのチケット確保。
買いに行くと。

「お帰りの日の京都発徳島行きの午後便は全席満席となっております」

(゚д゚)<<<<
行けても帰れない、うわどうしようとパニクりながら考えた。京都-大阪は近い。大阪から乗るんだ!と大阪発の高速バスを予約。往復割引は効かないけどJRとか使うよりよっぽど安いので……
それ以外に考えたパターン:神戸までいってバス 和歌山まで行ってフェリー

ばたばたしつつ出発。
今度は夜明けと同時ぐらいに。京都行きのバスは2台出ましたがそれでもいっぱい。
後ろの方の席に座ってて、近くにトイレがあるのですが、妙に利用者多かった。お年寄りがいっぱいっていうわけじゃなかったけどばたばたぱたぱたいってた。

京都は下道に下りた途端進まなくなりました。特に京都駅周辺。
超観光シーズンの前回(春)のときも思ったんですが、バスターミナルの人ごみは異常。
ていうか京都駅の混みさ加減バスターミナル以上だった。
今回は空きコインロッカーをさくさくと見つけ、迷うことなく駅に戻り切符を買い嵐山行き電車へ。出発まで時間があったのでぽちぽちとメール。そして急にぎゅうっと押し詰めになる。パーソナルスペース?何それ美味しいの?っていう感じだった。満員電車慣れしてない人間にこれはきつい。
ていうか特に背中は後ろの人と密着だった。背中合わせにべったり。俺の背中は任せたぜ! だがお前は誰だ!みたいな。


嵐山までは30分ぐらいでした。
途中嵐山・嵯峨野パスポートなるものを売ってる人いたので1つ買ってみる。

とりあえず他の人についていってみる。ぞろぞろ。

どーん。
お寺の中に入るまでにかなりぞろぞろ歩きました。駐車場とか結構広かった。
最初に行ったお寺は天竜寺。







庭園は大層やばかった。お堂にいるときはまったりと座り込み。
竜の絵の前で正座する。

庭園別アングル。



げろげーろ。
沈んでるのはお賽銭。
近くにいたカップル曰く真ん中にある(らしい)お皿にお金を置けるといいことがあるらしい。
やらんかったけど!小銭などない!


天竜寺から竹林の道へ出られました。左のほうが鬱蒼と暗かったので左の方へ行ってみようかと(注:逆方向)思いましたが、なんか足にずっしり来る坂道なので3分も歩かないで引き返しました。



とりあえず一旦駅へ戻る方向でのしのしと歩く。
神社がどーーん。野宮神社です
縁結びとか子宝のためとかで神社参列は列、列。ちょー並びまくり
参拝しないで中にはいって、苔の写真をぱしゃぱしゃ。

苔苔。

すげーふかふかしてそうだった……

坂を下りてみやげ物の通り的なところへ出る。ちなみに人力車めさめさいっぱい通りました。
交通整理の人とかが人力車通りまーすとかいうぐらいだ。

これが嵐山で食べた唯一の食べ物だと一体誰が予想しただろうか。
上からせんじ茶抹茶バニラです(・ω・)
嵐山駅へ戻りレンタサイクルを探す。うろうろ。駅の近くのはずなんだけど。うろうろ。
ようやくついてみたらチャリが余ってないどーーーん。
どないしようかと考えてたら次々と返ってくる自転車。
これは幸いと借りることに。嵯峨嵐山パスポートでちょっと割引される。

行き先は大覚寺です。
母指令で、嵐山行くんだったら大覚寺へ行けと。
うちがお世話になってる寺の総本山が大覚寺なんだってよう。
んで何かご利益に預かるためなんか買ってきてくれと。でもお守りとかはいらんくて食べ物がいいと。
大覚寺までは知らん人の後ろをついていきました。


大覚寺はなんかお花でも総本山的なことをやってるらしくてなんか菊展みたいなのやってた。



あの舞台で舞うんだよ!とかおもってた。ここお寺だけどそんなの関係ねえ!

丸っこい屋根はいい。

なんかコーヒーの試飲会してた。ちょうどコーヒーが飲みたかったのでいただくことにする。

最前列で池を眺めながらずずず。
ネスカフェの人「お砂糖とクレマトップはどういたしましょうか?」
クレマトップってなんじゃーーと思ったので素でえ?とか聞き返した。
フレッシュならフレッシュと言えーーーとか思ったり。「フレッシュ」も関西語だというのは聞いたことがあるけども。クレマトップはネスカフェの商品名でした。確かにクレマトップと書いてあった。

インスタントな割に美味しかった。

じっくり見てないので定かではないのですがこの建物、60年に一度開かれるらしい。

お土産は大覚寺限定煎餅にしました。
移動移動。次は直指庵へいきました。また知らない人について行きました。
ここは静かでまったりできてよかった。大分奥の方なので自転車とか徒歩以外の手段ないとかなりきついとおもう。坂とかあるし。徒歩も人もいるにはいたけど。








雛見沢だ……とか思った。普通のカップルも「白川郷みたいだねー」とかいってたので
そう思ったのは私だけじゃなかった。



でも檀家(でいいのだろうか)が少なくて屋根の葺き替えができたりするお金が少なくて大変らしい。

道に迷いつつ二尊院へ。
ここかなりテンション上がった。もう夕暮れが近い時間帯だったのでやや薄暗かったけど。門くぐったらまっすぐに続く参道。その脇をうめる紅葉。殺す気かと!





これ空から降ってきた結婚指輪(゚д゚)

先にアンコさんと遭遇する。

ここら辺で大体4時。レンタサイクルは5時閉店で、4時45分ぐらいまでには帰ってきてくださいねと書いてあったので後一か所行きたいところがあったけど切り上げて帰ることにする。
そして迷う(゚д゚)どうも行きすぎたらしい(スーパーの警備のおっちゃんに道を聞いた。その節はお世話になりました
帰りは行きほど混んではいなく、途中から座れたりしつつ。しかし京都駅の人ごみに殺される。
嵐山出るぐらいで横さんにコンタクトをとったりして京都駅で合流。
それなら早く言え!もう出ないと!とかいやだって5時ごろ京都駅って言ったじゃないか!とかそんな昔のことは忘れた(※2日前)!とか。

それで、ポルタでなんか食べようかなあとうろうろするもなんかいまいち。
↑は共食いだなあと思ってとりあえず撮ってみる。

そしたらなんかイベントやってた。

ドラムマーチとともにポルタを練り歩く集団。
またイタリア人か!(前来た時はイタリア的なカーニバルやってた。
イタリア人凄かった!

カラーガード的な旗振ったり振ったりジャグリングかよみたいなことをやってたり(旗4本お手玉(゚д゚)

4本の人は旗体全体で回してて、足まで手並みに器用だった。

でこれの最中は京都タワー見えてたんだけど。

終わった後ふと見上げると閉まってた!いつのまに!

それからもうしばらくして横さんと合流する。
横さんはコンタクトにごみが入っておいおい泣いてたらしい。眼鏡っ子じゃない横さんなんて!とグーパンチ。
遭遇記念に龍ちゃんに写メ送るからと写真を撮られる。そして私も嫌がる横さんの写真を無理やり撮る。
肖像権の侵害ですやめてくださいやめてください事務所を通してくださいとか言ってたけどかしゃっと撮る。ぶれぶれであったが撮れたので撮ったどーーーと横さんに見せた後龍ちゃんに送信する。

30分ぐらいで別れ、一路旅館を目指す。
宿は清水寺の近くなのでバスで行こうかなあと思ったがこれが間違いだった。
京都駅を出たのが18時過ぎぐらい。宿に着いたのが19時20分。
実に1時間強バスに乗っていたのだ。私が乗ったのは清水寺直行バスなので終点以外に降りることはできない。
チェックイン19時で予約していたのだけどこれは無理だ、ととりあえずその旨を宿に連絡する。
絶対JR→京阪乗り継いだ方が何倍も早かった。歩いたほうが早かった。
ばんごはんはひさごで親子丼を食べようと思っていたけど今回も夢に終わる。

おかげでそこ以外のごはんどころを調べておらず適当に宿付近のうどん屋に入る。

朝ごはんは5時ごろ食べて昼抜き夜は20時ごろ。
こんなに食べなくても動けてるのは初めてだ。もえで腹はふくれるらしい。

そしていよいよ清水寺ライトアップへ。
私が宿についたとき辺りはまだうごうごうごうごとなってるぐらい横断歩道いっぱい渡ってる人いましたがもうかなり少ない感じで。



上の丸いのは月です。
建物綺麗だし綺麗に月は出てるし、かなり感動してしまった。


ビームと月。



やっぱり夜は人が少なめです。
少なめといっても超観光シーズンとしての少なめだから、市街地が一望できるところとか超ぎゅうぎゅう詰めだったし、水のめるとか普通にかなりの時間並びました。
清水は放送が入るのですが、xx観光でお越しのーーさん、集合時間が過ぎております。至急観光バス乗り場にお帰りくださいとか放送が入るのだ。遅れた人恥ずかしいな。処刑だな。

最初はコートの前開けてうろうろしてたんですが、21時過ぎたころから急に冷えてくる。
まじやばい!京都なめてた!京都寒い!と思った瞬間だった。

清水は21:30受付終了で、22時で完全閉山です。
閉まるギリギリまでいました。そして帰りは分かりやすく

甘いものに釣られる。

(゚д゚)ウマーであった。
そして宿に帰っても横さんにもらったお菓子をむしゃむしゃする。

帰ったらもう布団が敷いてあった。
泊まった旅館はお風呂トイレ洗面所共同で、お風呂でぐでーんと伸びる。
貸切だったけどどやどやっと人が入ってきたのであがる。

旅館なので当然のことながら浴衣なのである。
私は浴衣を1人で着た事がない。というか浴衣を着た事が人生レベルで2回だ。
とりあえずなんとかそれっぽい感じで来て上を羽織って部屋へ急ぐ。
階段で浴衣の裾を踏んづけたのはひみつだ。

着てた浴衣はこんなのですよ>アンコさん

上に羽織ってた奴のアップ。

浴衣を着て青い人のコスプレしてる気分だなあと思う俺俺。
(青い人……ネット友人アンコさんのオリジナル創作もの・てつなぎおにのキャラクターの通称。デフォで着物男子)

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