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黒鳥州刺史の妹朧月は、「幽鬼を見る少し風変わりだがのんびりしていて可愛らしい天然公主」という噂だがそれは身内が流した噂であって、事実は姉気質の幽鬼に甲斐甲斐しく世話をされる引きこもり少女だった。もう5年は家の外に出ていない。働きたくないでござる! とかその類の理由で外に出ないわけではないのだけどとにかく人との接触を苦手としている。その彼女が今上陛下から召集され無理やり外に出されることになった。
迎えに来た蒼刻が担ぎだしことあるごとに「帰りたい」「隅にいたい」と連呼する朧月を「引きこもり体質の珍獣の躾」と称し指導を加えていくのであった。
要するに侍ニーティのポジションが逆です。朧月と蒼刻の近づきっぷりがとても微笑ましいです。
張さんがNo.1すぎます。あとP203とかやばい。ぶふぉっとなった。
海賊と修道女の話3冊目。
ルーアの下の名前にこいつ「すいちゅうこきゅう」のマテリア1持ってやがる……と思うなど。
ファド一行は輸送船を襲撃したとこ輸送船に化けていたのは女海賊エブリン率いるローズ一家だった。
ファドのファンだというローズの発言で休戦→宴となった。
イヤボーンに続いてNTRとかレベルが高いぜ! と思った。調教されたサンホラー的に新キャラは
\ 妖艶熟女メアリー先輩 / \ 鉄拳美少女エブ先輩 / \ まじパねえっす! / でいいと思います。
色々あってエランジールへ行くことになったボニーの決心がすごい。なんだこの男前。
メアリーとデリックがまじで肝っ玉母さんと思春期男子。
ふつうに格好いいシーンにもできたのにあえてかぼぱんぶっこむこの話がとても好きです。
- ルーア・ゲインズブール。ゲインズブールといえばFF7のエアリス。ところでエアリス好きはクライシスコアFF7はやるべきだと思います。エアリスが動いて喋る! かわいい! [↩]
下巻。
ブラッキアリからコローニアへ貨物として3人へ移動中だった。
ウィルとエルネストがキャッキャウフフしすぎである。
単品ではウィルが好きですがコンビとなるとアンジェリンとエルネストがとても好きです。
エルネスト→→アンジェリンでお願いします。エターナル片想いで。
「兄上の出力はかなり高い」に笑った。
全体的に超満足してしまったので逆に特にここというのがないな。
落ち着きますからとか捕まりにくい努力をするようにとか音読するとか。
ついに迎えた! しかも古式ゆかしき朝チュンで!
よいものだ! それはよいものだ! しみじみとトレイスの気分が味わえる。破廉恥!
読みながら布団の上を360度回転した。再婚おめでとうございます。今後もワールドイズ嫁で1
92〜93ページのあたりが好きです最近なんかガーンとツボが練成されている。ハイタッチis燃え。
「死なないが嫌な気分になる粉」と成分を考えていて「1週間履き続けたブーツ」ということでどうか、という結論。
割と序盤の言いあいをしているカシュヴァーンとトレイスとかこいつらばっかじゃないのかと思いつつ可愛い。
トレイスは徐々に変人度というかカシュヴァーン馬鹿が上がっていったなあ。
今回はルアークとジェダの「息子」で「お母さん」ぶりがあちこちにあったのでにこにこしていたんだけど、ジェダが!
なんかこのひとは本当に真面目で、真面目なだけに不憫な人だな。まじ尖兵。
1号3号とか、岸田メルさんここ最近ずっと「いい仕事をしている挿絵大賞」すぎる。
特典SSの「トレイス画伯の初夜指南」もあわせて読んでしみじみ。
口付けに及ばんばかりに盛り上がる二人を、間合いを計る暗殺者のまなざしでジェダがじっと見つめている。今にも手が出そうになっている彼をセイグラムが制した。
「ジェダ、まだ動くな。奴が逃れられない罪を犯してから仕留めろ」
「はッ」
「……セイグラムさん、やっぱりジェダさん返してくれない?」(P162)
- せかーいでいちばんめーがーみーさーまーで [↩]
騎士と王女 饒舌な幽霊 蒸気機関車 錬金術と数秘術 そんな感じです。
タイトルは王女ですが主な視点は青年です。キーリが好きな人は好きなんじゃないかなあと思う。
新しい技術・蒸気機関から派生した新しい科学のようなもの「数秘術」と、旧来からの技術・いわゆる魔法「錬金術」が激突した世界を揺るがす戦争から2年経った。
錬金術側「コローニアの英雄」と謳われたウィルは現在中立国で小説家を志しつつひっそりと暮らしている。
このウィルがハーヴェイっぽい。いや「生きること」そのものに対しての偏差値はウィルのほうが明らかに高いのだけど。雰囲気が! 読み終わった後無性にキーリが読みたくなった。あれも蒸気機関が走っている……。
で、数秘術の国ブラッキアリにコローニア王族で引きこもり・説明不足・錬金術師のアンジェリンが亡命してくる。
ウィルには「英雄」以外にももうひとつ秘密がある。「幽霊が見える」こと。そしてアンジェリンには執事の幽霊がついている。彼、エルネストはアンジェリンを溺愛し、アンジェリンに近づく男は屑だと思っている。非常に多弁な男である。
エルネストは挿絵があるにもかかわらず脳内では外見ロノウェ1中身ルパート様2で再生された。アルフォンソは胡散臭い眼鏡でよい。とてもよい。ウィルの書いた小説が読みたい。調理済みの鶏肉の血抜き戦争……洗濯ばさみのロマンス……。どこのAmazonに行けば買えますか。
それまで目にする機会がなかった「数秘術師」をよく聞いた2月でした。いやアンチリテラルは未読ですが。
章タイトルとか変則挿絵とか、この手間隙かかってる感あってかわいい。
(上)(下)って解ってるから安心して来月を待てる。
変に期待を持って「こ、これで終わりなのか……」なのかとしょんぼりしない。
楽しみだな。
小さいころから聞き慣れた国歌が頭の片隅から響き始めて、すぐに全身を震わせる。骨がかゆい。指がむずむずする。心臓が震える。まるでわくわくしているときみたいに。ただ単に音に反応して震えているだけなのに、身体は勘違いする。俺は興奮してるんだ、って。俺は戦いたいんだ、って。戦いたい。戦いたい。殺したい。頭の隅で誰かが怒鳴っているみたいだ。
うるさいな。本当にうるさい。気持ち悪い。
俺は一体何者なんだ。俺の体はどうなってるんだ。俺の魂はまだここにあるのか。ないのか。(P14)
\ ぐーってんもるげん! /
死相も超くっきりの美少女、私の目覚めを待っていたのは星詠みの巫女の予言の元遣わされた神殿騎士で、
それまで生まれつきの病で死の淵にいたが「聖女」に選ばれ奇跡的に健康を取り戻したのだった!
そんなぐーてんもるげーんでヘブンリーを足したような……コミカル:シリアスが7:3ぐらいの。
いやー赤の王子と青の王子ってそれだけでもテッテレテッテレテッテレテッテレ。
硝子の棺で眠る姫君の話はさておく。
イリスは生まれつき病弱でベッドでずっと過ごしていた。家の稼ぎはイリスの医療費に消える一方、自ら薬学を学び薬を調合していた。しかしもうそれもできないほどになった。夏のある日、家族に看取られ最期を迎えようとしていたとき、月の女神から天啓が下された。100年に1度の日蝕に合わせて神に選ばれる< 聖女>としての使命を得、尽きるはずだった命が延ばされた。
それからは神殿騎士クレディオに連れられ貴族の子女が多く通う王立ローザリア学園で暮らすこととなる。
この学園は門戸は等しく開かれているが、入学金と学費が非常に高額である為自然と裕福な育ちの者に限られるのだ。かつての病弱少女は健康を手にいれ天然大食い少女へと進化していた。
とりあえず私はジェラルドが好きです。間の抜けた黒幕も好きです。
子守り魔王最終巻。ちょうおもしろかった。
弟が周囲に超迷惑をかけつつ自分もぼろぼろになって、兄が尻拭いをしたり走ったりやっぱりぼろぼろになったりという3巻ですね分かります。「『太陽争い』ってなんぞや」にえらいときめいた。やべー。神話はロマン。
《翡翠を纏う貴婦人》が超美形だった。深いスリット! 深いスリット! ほんの二千発!
あと王妃がようやくデレた!
副長の頭を撫でる前振りとか落としどころが「拙者不器用ですから……」感があった。このひとかわいいなあ。
祝・結婚とか思えば一点トラロックをおとすべく狩場に早変わりとかちょうわらった。焼☆鳥!
最後の台詞のあと、脳内では暗転→エンドロールへという感じだったな。とても劇場版。
「肉切り包丁で戦う肉屋の娘」の話が気になった。それミンチミンチミンチ!の系譜だよなあ……。
冒頭は死ぬほど微妙だったけど農夫に救われた。後半は面白かった。
「魔物が蔓延る土地」「税の取立てがまったく無理な土地」として厄介な存在扱いをされ領主が任命されても日を置かずに逃げ帰る。王都の貴族から「話の種につきない愉快な土地」として好奇の目を浴びるフィンスタニス。
売り言葉に買い言葉の結果、ルノアリアは1年限定のフィンスタニスの領主となる。
内容的には「女神の娘の恋歌」とか「フリンギーの月の王」1みたいな。
いわくつきの土地に出向いていってみたら「よそ者風情が」とばかりに罵られたり、一部の人には陽気に受け入れられたり、ひと悶着あったりして協力者を得ながら健気に頑張っていく話です。
「冒頭が死ぬほど微妙だった」理由も書いておく。
「魔物が跋扈する」の跋扈がひらがな表記されているのが死ぬほど衝撃的だった。
「魔物がばっこする」とかなにその格好悪い字面。魑魅魍魎がセフセフで跋扈がアウアウとか。
あとルノアリア&フィーの主従コンビが「何故主→従はちゃん付けで従→主は呼び捨てなのだ?」というつまずき。だべだべいってる農夫にいかに和んだことか! ギャグキャラかと思ったら農夫の悲しき過去とか!
- 注:これはシリーズ途中の巻です [↩]
3冊完の予定だったけどもうちょっと続けられることになったらしくて、じゃこれからが第2部なのかと思った前巻。
いきなり完結となった今巻。ていうかクライマックス→次巻完結なのかと思えばまじでこれで終わりの模様。
予定にない完結だったのか元々あまり風呂敷たたまない終わり方をする人なのか、終わりの雰囲気がない。これなら3巻のほうがよっぽど完結っぽかったと思う。3巻とは逆に「外側は明らかに終わりなのに内面は終わりそうな気配がどこにもない」だった。
あとあらすじと登場人物紹介に物語のラストで明かされている五番目のフルネームが載っているのでうわぁ(゚д゚;)と思った。
ルーシャスとセシアの過去はこんな4ページ程度のネタではなくふつうに短編ぐらいで読みたかったです。
今までは巻を増すごとに面白かったのだけど、最終巻が一番微妙だったなあ。投げっぱなしジャーマン感あり。
執事の正体は精々チラ見えぐらいで明かされるべきではない派なのですが、話の筋に関わるとなったらまじチートだとしみじみ思った。某ルゥが自己主張しないキャラになるとこうなるのだなあと思った。
短編集。
ティル視点とか愉快なライセン家とかオーデル家とかラグラドールとかの話が収録されている。
ジスカルド・エルティーナの短編がすごく可愛らしいな!
本編では悪役風なジスカルドがちゃんと王子様してる。
「あなたにありがとう」は「地の文に突っ込むセイグラム」的なものが見られて面白い。
ていうかセイグラムはティルになにをおしえたのか。
「今年の俺の誕生日がお前があれをやってくれ」とかいうカシュヴァーン様今巻も残念可愛い。
表紙のカシュヴァーン様ぱっと見隻腕っぽいなーとおもった。P203の挿絵がやばい。
カシュヴァーン様今回も「俺の妻は世界一可愛い」っぷりがパねえ。ワールドイズアリシアである。
暖炉の上の猫魔王を頼りに夢の中の王子様を読みきって、ちょっとイケメンヒーローっぷりを見せたかと思えば猫耳妻を妄想する程度の嫁馬鹿である。
「お詫びの印に、ノーラと比べると物足りないと思いますが、俺の胸でよかったら揉みますか」
「いいよ、そんな余計な気遣いはいいよ!!」(P66)
西暦2011年 煌文21年。21年前から爆発的に増加した霊や魔物に関する事件を解決するため、日夜活躍するのが呪禁師であり、中沢潮(16)は祖母に教えを受けながら見習い呪禁師として修行の身である。
帝ではなく皇帝でもなく天皇が出てきた。「1941年に天皇が霊力を放出したため世界に歪みが走り、今のように人ならざるものによる禍が増えた」という冒頭にびっくりする。世界観的に第2次世界大戦は回避されて科学が発達している。
あらすじの「『脱げ』とか言い出す変人」については「こんな整った顔をしておいてその衣装センスはなんということだ。美的センスを疑うよ! さっさと脱ぎたまえ!」という流れによるものでした。
いろんな設定がちらちらと登場して、物語的にはあまり閉じずに終わった感あり。
天啓が下された。国境地帯で戦火が拡大している。
戦争を終結させるため、戦争の審判者として聖女リュドミラ・カリン・粛正者として聖人キリル・セロフ 救済者として聖人アルカディ・トルストシェインが国境へと向かうことになった。
ポリ黒のマナガとマティア・P3とP4のラスト・光炎のウィザードのヤムセと銃姫のイボリットをぐつぐつ煮込んでみました。味付けはあっさりめです。という感じです。
某キャラはマジP4のラスボスだよ。リュドミラは「わたしは普通の女の子になりたいんです!」と主張している子で、国境の町なんか行きたくない審判なんて無理と言ってるんですが駄々をこねているのではなくて、という風。
作中では審判ではなく「ジャッジ」のほうが使われるんですが1、おかげで「ジャッジメントですの!」って脳内で禁書が再生される。わたしレールガン見てないのに。
イラストをカバー折り返しを見るまでずっと薄葉カゲローさんだとおもってた。
- カタカナ英語は結構多い。 [↩]
完結。もう1冊ぐらいあってもよかった。本当に足の速いシリーズだった。
あとタイトルロゴに女神の鏡があることに3冊目にして気がついた。
キリヤナ、女神じゃなくてミーナのかーちゃん話に絡んで来るものだとばかり思っていた1が、影がようやく出る感じだったなあ。多く出てくる妖魔サイドに比べて「女神キリヤナ」「女神の娘の力」ってなんだったんだろうか、と思わないでもない。光の乙女欠格ということは、もしかしていたすのかなあと思っていたけど、事前事後ぐらいだと思っていたら、まさにいたしちゃってるなうの上やっちまったなうな描写もあってびっくりした。
ていうかあとがき……。
これはつまり女神の娘と闇の神はふたたび現れるフラグではないのか。不吉!
- 今巻でいうところのマライナっぽい感じで [↩]














