式神仙狐の思い出帖 (富士見L文庫)

生まれつき病弱で、転地療法として亡き祖母、喜代の家で暮らすことになった嘉月は祖母宅に入るなり三尾の狐、冬青(そよご)と出会った。冬青は記憶を食らうあやかしだった。冬青から嘉月は自分が魑魅魍魎の餌になりやすい体質であることと喜代との約束で留守宅を守っていると聞かされる。冬青は記憶を食らう妖怪である。街中で記憶が欠落している人が増えていて嘉月もその一人だ。そこまでいうなら記憶を返してやらんでもないが、と冬青は切り出した。

夏目友人帳だなーと思ってたらどっちかといえば少年陰陽師(初期)だった。もしくはマルタ・サギーのマルタとアウレカ。そんな感じで嘉月と冬青がどういう関係なのかはわかると思う。
ふふーんって読んでたら時々ガッて好みのツボを突いてくる本で、後半は終始やばかったな。めっちゃにやにやした。
もじゃもじゃが可愛いんだよ。ポニョみがあって。