作家の人たち

作家(編集)残酷物語である。本に関わる人々が「なんでも願いをかなえてくれる悪魔」と会うみたいなファンタジーな話があれば、これ小説ではなくて実話怪談では??? という話もある。たとえば京極夏彦に似て非なる経歴の「結局尚彦」のような新人を探せと持ち込み新人賞面接を始めたら…………みたいなはじまりかたの、リアリティを感じられる怪談だ。
「結局尚彦」のようにこれ貫井徳郎とか、これ東京創元社のK島さんとか、これ電撃文庫、とかネタ元が分かるやつ満載だ。
わたしが好きなのは「夢の印税生活」「持ち込み歓迎」「らのべっ!」。