カテゴリー「 新書 」の記事

77件の投稿

スロウハイツの神様(上) (講談社ノベルス)スロウハイツの神様(下) (講談社ノベルス)

この表紙の意味がようやく分かった私です。何回も読んでるくせに遅いな!
狩野とかコウちゃんが見た月の写真っぽいの(下巻)とそれの昼バージョン。
レディ・マディとハロー・レイチェルみたいなあれだ。
ところでコウちゃんが好きすぎる件について。

『派手な事件を起こして、死んでしまわなければ、声を届けてはもらえませんか。生きているだけでは、ニュースになりませんか。何も問題が起こらないこと、今日も学校に行けることが「平和」だったり「幸福」であるのなら、私は死んだりせずに問題が起こっていない今の幸せがとても嬉しい。
(中略)
お願いです。だから知ってください。コウちゃんの本は人を殺したりしません。』

上巻P201

亡羊の嘆 鬼籍通覧 (講談社ノベルス フ I-06)

4年ぶりの新刊。法医学教室事件ファイル(無駄に土ワイ風
舞台は大晦日のとある解剖から始まる。テレビで人気の料理家、夢野愛美が異様な刺殺体で発見された。

バナナマンは脳内で日村で再生された。こええー。
龍村先生の出番が思ったより多かったです。その分筧君はかなり少なめだった。内容はそんなにぐろくないです。ホラー的でもないです。

今までなかったどーんと登場人物紹介があったことに4年の歳月を感じた。忘れた人のための対処なのだろうかー。

天上の羊 砂糖菓子の迷児 薬屋探偵怪奇譚

貝かよ!

あらすじが

師匠・秋に憧れる店長・リベザルは依頼を承諾。だが、捜査に立ちはだかったのは何と秋自身だった!?

て言ってたからリベVS秋な展開かと思ってたらそれは全然違ってた。
登場人物紹介に花屋とかゼロイチがいたのでとてもにやにやしながら読んだ。

呼び方は師匠で兄貴だったのでホッとしました。
隠居隠居いってるけどやってることはいつもと変わらなかった。

ていうか名前出てないけどラスト付近のこれ、高遠さんだよな。はやく秋と対面してほしいものです。

あとがきのあれですが、高里さんと同じでした。
だから私はPBWを(ry
安住の地はまだ程遠いですが。PB3もっと流行れー。

ドラゴンキラー売ります (C・NovelsFantasia う 2-3)

ドラゴンキラーシリーズ最終巻。
アルマは可愛いアルマはよく出来た子と思いつつもアズリルにときめいていた。
ごちそうさまでした。

思えば最近読んだ中ではバトルな描写がそこそこあったのでロールに使えるとか思ったのは秘密だ。

ドラゴンキラーいっぱいあります (C・NovelsFantasia う 2-2)

前巻を読んでいればタイトルで内容がある程度分かるというある意味出落ちなんですが、面白かったです。リリィとラダーマンが一押しです。最後はばたばたしてたけど襲撃のところとかアルマの覚悟とかはとてもいい!

見た目は新書だ!ということでこのカテゴリに放り込む。
やおろず発売記念に47戦を読み返す。ちなみにネット上でも読めます。元々オンライン小説。見た目は新書といってるのは要するに同人誌バージョン。いいラブコメです。ルパートさんが最強です。

『ははははは、前脚を捨てた愚かな二足歩行生物よ見るがいい! アイスは私のものです!』(第16戦)

ドラゴンキラーいっぱいあります (C・NovelsFantasia う 2-2)

ラダーマンとリリィいいよね。

ドラゴンキラーありますといっても地面に刺さった剣を抜いて世界の平和を守るため戦う話ではなく、この世界のドラゴンキラーは猛毒といわれる竜の血肉を食べて数万人に1人の確率で生き残った超人のことだ。
主人公のココは元軍人で、味方だったはずのドラゴンキラーに敵味方の区別なく殲滅された部隊の生き残りだ。戦時の記憶に悩まされ治安の悪い街で便利屋をやっている。サンホラー的にいうと金ローランだ。

され竜から毒と鬱展開を抜いたような会話がいいですね。
女は胸か尻かの話がありましたが個人的には足で。スカートタイツブーツ!

不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス ニJ- 20)

改行ねええええええ(ぎっちりみっしり)
きみとぼくシリーズ2作目、前作の病院坂黒猫がちらりと出てきます。
シリーズ2作目といっても前作を読んでなくても問題はない。私は前作を読んでたけどおぼえてたのは「病院坂黒猫っていうキャラそういえばいたなあ」っていうのと「あれでも黒猫は出ませんってどこかで言ってなかったっけ」以上。
話が雑談のままずれていって本筋はそう進みません。
言葉遊び分は満載なのでそういうのが好きな人にはいいかと。

「やめろやめろやめろーっ! 女子のスカート付近での携帯電話の使用はご遠慮ください!」
「マナーも一緒に電源を切りました」
「ナイスなキャッチコピーだし!」

(P74)

章はじめに見開きでイラストが載ってます。この章ではこんなことをが起きますというがっつりとしたネタバレです。大概は把握できてしまいます。ちょっとそれはどうよと思わなくもない。

言葉遊び部分だけでも久しぶりに西尾維新分補給。

使える読書 (朝日新書)

ただ物語を追って、「面白かった」「つまらなかった」というだけの読み方からは卒業しましょう。「筆者渾身の一行」を摘出する齋藤流読書術のノウハウを利用すれば、「使える読書」は「使える会話術」になり、さらに「使える交際術」に。あなたの「知的脱皮」の一助に、この一冊。 (カバー折り返し紹介文より)

読むところは最初の30ページぐらいで残りの200ページ超はテンプレにあてはめた実践編。

ブログで感想を書くことについても書かれてたんですが
・好意的に書く(こき下ろそうとすると的を外した文になりやすい
・引用するところを考えながら読む
そんな感じのことが。

強調部分が太黒字じゃなかったのにまず驚いた。青字。

物語の役割 (ちくまプリマー新書 53)

最終的に私が出版を決断した理由はただ一つ、本書を手に取ってくださった方が改めて物語の魅力を確認し、物語の役割に目覚め、「ああ本を読むことは何と素晴らしいことであろうか」と思ってくれたら、との願いがあったからなのです。(まえがきより)

3部構成で、第1部は博士が愛した数式が生まれたときの話、第2部は創作についてのこと、第3部は小川さんの子ども時代の読書体験について。

2部よかったな。こういう感じのことを思って書いていますというのを見るのはジャンルを問わず結構好きだ。

「主題は何でしょう、二十字以内で答えなさい」というようなテストがあったとして、その二十文字がまず浮かんでくるのであれば、それは小説として書かれる必要性を持っていないと思います。ですから、「テーマさえしっかりしていれば、いい小説が書ける」というのは幻想です。テーマは後から読んだ人が勝手にそれぞれ感じたり、文芸評論家の方が論じてくださるものであって、自ら書いた本人がプラカードに書いて掲げ持つものではないと考えております。(P66)

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