カテゴリー「 プレゼン 」の記事

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これが最終回です。最後なので異色なのを2冊。
なんですか、「ふつうの少女小説だと思ったら痛い目見るぜ」的な。

約1ヵ月半ぶりの更新になります。
企画趣旨についてはこの少女小説がよいよ(1)現代恋愛編の冒頭をご覧ください。

さて今回のテーマは宮廷です。宮廷といえば駆け引き! 陰謀! 政略結婚! 
そういったものをファンタジー作品から何冊か選んでみました。和モノで宮廷といえば平安時代辺りが人気筋ですがそちらは属性がなくほとんど読んでいないので割愛します。

続きまして基本異世界のファンタジーのターンです。
このシリーズは予定ではあと2回ぐらいかなあと思います。
今回は「世界を廻るファンタジー」です。異世界じゃなくても旅はロマンだと思う。

床掃除小説って最初に聞いたの確か有川浩関係のどっかだと思います。
あんな感じの読みながらうっかりごろごろ転がってしまうような、体にガムテ貼ってればコロコロよろしく掃除できてしまうのでないかというあれです。ベタ甘の恋愛重視作品です。両方ラブコメです。
今日は「少女小説を多く読んでれば最低1冊ぐらいは読んでると思うけど……」というやつです。
抜き出してみれば普段あんまり考えたことないですが2作品とも「女子は天然」ですね。天然最強。

2回目の今日も主に現代です。今回は恋愛成分もほぼなしです。主にコメディです。
恋愛成分的に「なし?成分薄め・脇役程度」のものをそろえました。

以前twitterでこんなことをいいました。

まろん
@maronu
 少女小説でこのラノみたいなのがほしいと思った(商業ルートにのってなくても本の形態をしてなくてもいい(2009-07-03 19:08:39) link

それでこの前「こんな方法はどうか」という電波を受信したのでもさもさ何回かに分けてエントリ作りますー。
本を選んだりエントリ作成したりは私1名のみで各レーベル全買いしたりするほど熱心な少女小説読者ではないため著しい偏りがあることをあらかじめお知らせします。

文庫限定で、古いの新しいの一部入手難ありが混ざってます。
最初に取り上げるのは絶滅危惧種な気さえする「現代日本が舞台になってる恋愛あり」作品です。
正直に申し上げてずっとコバルトのターンです。

夏っぽい小説で好きなやつをヒャッホウと並べてみた。
爽やかさが足りないのは仕様です。

最近読んだ胸キュンなマンガの特集。

となりの怪物くん

となりの怪物くん 1 (デザートコミックス)となりの怪物くん 2 (デザートコミックス)

雑誌の表紙がなんとなくこれで気になる→立ち読みする→既刊ゲット!
(ちょうど2巻が出たばっかりだったようです

となりの席のよしみで水谷雫は吉田春の家にプリントを届けに行くことになった。
春は入学初日に流血事件を起こしてそのまま停学になっていたのだ。
なんやかんやで春に友達認定され告白もされた雫は変なやつめ!と思いつつも……というはじまり。
無自覚カップルとかそういう方向ではない(と思う……)
(とっとと告白しちゃえよとかそういう段階は過ぎているので)
「自分の成績にしか興味のない女の子」が「純粋だけど人との距離をはかり損ねてるケモノっぽい男の子」に好かれて、お互い意識しまくったり恋心に目覚めたり世界を変えられたり一足飛びの行動をしたり友達が出来たりするそういう話。
今2巻まででてます。

LOVE SO LIFE

LOVE SO LIFE 1 (花とゆめCOMICS)

双子の幼児ってもえのかたまりですよね……(ロリコン的な意味ではなく
児童福祉施設で暮らす中村詩春は保育士を目指して施設に併設されている保育所でバイトをしている。
保育所に通っている葵と茜(双子・男女・2歳)のベビーシッターを頼まれて若手人気アナ松永政二の家に通うようになる。詩春は最初政二が双子の親だと思ったが、実際は「兄の子」だった。双子の父は妻に先立たれたショックで双子を置いて失踪する。代わりに双子の叔父である松永が育てているのだがなんせアナウンサーは多忙なのであった。

恋愛方面はなくはないですが、メインは家族です。血の繋がりはなくとも家族がメインです。
大事なことなので2回(ry
擬似家族おいしいです。

今は1冊だけ。

白磁

白磁 1 (花とゆめCOMICS)

雰囲気とほのめかしのエロ最強。
直接的な描写はまるでないですが、どこまでも深読みできるえろい雰囲気がすごいです。モノローグ多め。
天才と呼ばれる若き画家・明春と女子高生で明春のモデルをすることになった生花、明春の友人で画商の高志が主な登場人物です。

ちなみに「明るい」「コメディ」とかの単語とはまるで無縁です。
薄暗いとかぎりぎり病んでないとか、そんな方向。すごい引きなので続刊がとても待たれるところ。

今は1冊だけ。

キスよりも早く 1 (花とゆめCOMICS)

ちなみにキス未満の仲でありながらすごくえろいのがこれだ……
超甘い。糖度超高い。超ラブコメ。図書館戦争方面のだだ甘ラブコメが好きな人は多分好きだと思うんだ。

今5巻まで出てる。

08少女小説系新人さんは豊作だったなあと思うので紹介エントリをたててみるなど!
赤き月が廻るころは2009年4月刊ですが刊行スケジュール上の話なので一緒にしてます。

・私が読んだ作品だけです(ので網羅はしてません。
・個人の主観によるものです(ランキングとかは考慮に入れてませんよ
・恋愛成分はあまり重視していません(重要!

いちおうおすすめ順に並んでます。
あと長いです(自分で書いておきながらちょっと引いた

日本YA作家クラブができたということで最近ちょこちょこと名前を聞く機会があって、昨日作家リスト見て超テンションが上がった次第。寝る前なのに。ついったで星兎好きだーとか叫んでた。
で、asta*2008年12月号で、『金原瑞人×森絵都 かつて「YAってなに?」っていう時代があった』という対談がありました。YA作家クラブについての記述はありませんが、YAの黎明期の話を3ページほど語っておられます。

森 その頃は、「ヤングアダルト」という言葉はほとんど使われていませんでした。YAがこれほど広がってきたのはごく最近のことですね。
金原 僕は88年から3年間、朝日新聞で「ヤングアダルト招待席」という書評の連載を持っていたのだけど、全然定着しなかったの。「YAってなに?」みたいな感じで。森さんも最初は売れてなかったよね。
森 そうですね(笑)。90年前後って、おとなと子どもの中間の若い世代に向けた本自体が売れなかったんです。おとなむけか子ども向け、このどちらかしかなかった。私は当時中学生を書きたかったんですが、売れないからやめてくれという出版社も多かった。あさのさんも売れなかったとおっしゃってますね。

冒頭のその頃というのは90年前後のこと。
金原瑞人が敬意を込めて<YA三羽烏>と呼ぶあさのあつこ・佐藤多佳子・森絵都のデビューしたのがこの頃。

金原 『カラフル』が出たのが98年、そして2000年代に入るとヤングアダルトがブームになった。僕は88年からずっと「いいよ」と言い続けてきたから、今の状況はうれしいんだけど、この先もブームが続いて売れ続けるかどうかに関しては正直なところあまり期待してないんです。ただ、YAというジャンルが注目されることで、新しい作家がどんどん出てくると面白いな。

あとは森さんが中学生を書きはじめて、リズム?ランの話と金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前にI 真夜中に読みたい10の話の話。

今から読むよという人にオススメの3冊(+α)

そんなわけでちょっと興味は湧いたけど何を読んだらいいのかという方に向けるオススメの3冊。
文庫で揃えてみた。

マイナークラブハウスへようこそ!—minor club house〈1〉 (ピュアフル文庫) (ピュアフル文庫)妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉 (講談社文庫)DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (角川文庫)

マイナークラブハウスへようこそ!
→お金持ち学園の片隅に存在する変人揃いの弱小文化部のクラブ棟とその住人の話
(→もうちょっと詳しく

妖怪アパートの幽雅な日常:
→人間と妖怪が入り混じって暮らすアパートと高校生夕士の日常
ちなみに2巻以降は印象ががらっと変わるので個人的におすすめしたいのは1巻だけ。

DIVE!!(上)(下)
→高飛びのため青春かなぐり捨てで練習に挑む少年ズの話。

妖怪アパートの幽雅な日常とDIVEの紹介のときのエントリ

倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)

桜庭一樹の青年達の読書クラブが好きな人は皆川博子の倒立する塔の殺人などもいいかもしれないとおもった。戦時中のとあるミッション系スクールの話。( →読んだ時の感想

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