活字倶楽部 2010年 06月号 [雑誌]

三浦しをん特集と女の子も読もうぜラノベ特集でした。あと祝・デビュー20周年桑原水菜特集。

三浦しをん特集

まほろの直木賞受賞について(まほろはBLっぽいという反応について)

読者の方がBLだと思って読むのは構わないんです。でも、「評」で生計を立てている方の場合は、なぜBLを読んでいないのに、何かをBLだと断定するような乱暴な真似をするのかなと。(略)「一般小説」は高尚で、漫画やBLや「ジャンル小説」は、当然のごとくそれより下であるかのように見なすということが解せない。

年内の予定
木暮荘物語(仮)(祥伝社)
まぼろし(仮)(講談社)

FeelLoveの総力特集も見たけど木暮荘はもえしぬ予感しかしない。アパート群像劇ものか……
あと「島原の乱」をテーマに小説を書きたいというものがあった。

女子にもオススメ! ライトノベル

成田良悟スペシャルインタビューがまず載っている。かつくらは季刊誌なので4ヶ月以上前には企画が存在したものだと思うんだけど、今確かにかつくらを読みそうな女子層で「デュラララ」は最熱ラノベなんじゃないかなと思う。

特集内容についてはこんな感じ

成田良悟インタビュー

竜ヶ峰帝人について
主人公だと思っている人もいるかもしれないけど、主役は周りで蠢いている人たち。帝人の立ち位置は語り部・狂言回しのような感じで誕生。

デュラララについて(キャラクターが女性にも大人気ですがそれについてどうですか? に対して)

男の子たちが「なんだか女の子がみんな買っているけど『デュラララ!!』って男の子は楽しめないのかな?」と思っていないかなと少し心配しています。もし読むのを躊躇っている男子がいたら、大丈夫、むしろ男の子向けだからねって伝えたいです(笑)

今後について
世界の中心、針山さん:新しいネタを思いつく限りどんどん続けて生きたい
越佐大橋シリーズ:ひとまず完結しているけど番外編を発表したい

6月にデュラ8巻・次にヴぁんぷ5巻・バッカーノ1711の順で刊行予定。
デュラ8終わり次第によっては9を早めに出したい。
デュラDVD全13巻に書き下ろし小説をつけるのでそれを書いている。
MW文庫向けにもこつこつ書いている。今は忙しいのでそのうち一気に書きたい。

文学少女@野村美月インタビュー

外伝の話:3冊で1年間の気持ちの変遷を描くのは無理がある。
でも外伝と本編の冊数が同じは避けたかったので、出しても3冊が限度ということに。
菜乃と心葉の物語は夏には終わる。

挿話集の話:4まで出る予定。4の表紙は美羽にしたい。美羽だけでなく、ななせや麻貴のその後の話も書き下ろし、その後もう1冊だけ外伝の話を書く予定。それの予告は見習いの卒業の最後に予告ページを作る。
文学少女はそれで終わり。新作の告知もその巻でしたい。

2010年短編DVD発売。
6/25 :文学少女メモワール1 夢見る少女の前奏曲(天野遠子編)
10/29:文学少女メモワール2  ソラ舞う天使の鎮魂歌(朝倉美羽編)
12/24:文学少女メモワール3  恋する乙女の狂想曲(琴吹ななせ編)

ずっとまえに告知がでてたプロジェクトメモワールってこれのこと?
ていうかななせイヴ発売だしラストだしなんか満を持して登場 ていう感じである。

特集の最後にはブックガイドがついてくるんですが、全体的に「女子でも楽しいと思うよ」といわれると納得のガイドである。

あと野梨原花南新作「天使から100年」の広告が凄くでっかくのってた。ちょーときめいた。