黄昏色の詠使いVIII  百億の星にリリスは祈り (富士見ファンタジア文庫)

明かされる世界とセラフェノ音語とクルーエルの秘密。
はいいのですが1冊のうち7割8割ぐらいが設定説明だよー
すげーなーと思いつつも、もうちょっと分散させて欲しかったです。
今巻の主人公はネメシスとファウマのような気がしました。

退出ゲーム

いい青春ミステリでした。
米澤穂信の古典部シリーズとか似鳥鶏の理由あって冬に出るが好きな話は読むといいと思うー。
高校1年吹奏楽部、ハルタとチカの話。日常の謎系のミステリ。連作短編。
好きなのは「エレファンツ・ブレス」「退出ゲーム」
吹奏楽部だからといって吹奏楽部的要素(合奏とか曲とか練習とか)は薄いのでその辺は今後に期待してみる。続き希望ー。

段々自虐的になるチカの自己紹介が毎回の楽しみだった。
登場人物の喋りがおもしろい。ハルタ可愛いよハルタ。
しかしエレファントブレスの真相は衝撃的。ぞっとしたー。

「彼女がガチャピンをはねた日」が死ぬほどツボった。
船長が南の島から持ってきた卵から孵化したのがガチャピンだから保健所に通報しよう派の彼氏VS中に人が入ってるかもしれないから総合病院に連れて行こう派の彼女。
これで普通に劇としてみたかった。やべー。

「きみたちがこれから経験する世界は美しい。しかし同時に様々な問題に直面するし、不条理にも満ちている。僕は成島さんが無理に吹奏楽の世界に戻らなくていいと思っている。だがもし、立ちどまった場所から一歩踏み出すきっかけをだれかがつくってるくれるなら、それは大人になってしまった僕じゃなくて、同世代で同じ目の高さのきみたちの役目であってほしいんだ」

(P98)

SH@PPLE—しゃっぷる—(4) (富士見ファンタジア文庫)

前巻から引き続き市の夏祭り「人力リバーフェスティバル」の劇。
各所ではたらくSECが超格好いい件。ひーほーひーほー。
あっちこっちにあった恋愛終了とすれ違いとのみこんでしまったあれこれが切ない。

「人は非モテに生まれるのではない。非モテに成るのだ!」
「ひ、非モテに、成る!」
「そうとも成り上がってしまうのだ! 社会科見学のバスで吐いた! 対抗リレーのバトンを落とした! 積み重ねてしまった地味ダメオーラの不良債権は払拭することは難しいが、生まれながらの輝きは変わらずキミの胸にある! そして天使たちはその輝きにこそ心惹かれると信じるところからはじめるのだ!」

(P37)
タイトル未定
タイトル未定

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志方あきこ
エイベックス・トラックス (2009-02-18)
売り上げランキング: 78

Amazonでタイトル未定で登録されてたやつがようやくVAGRANCYでアナウンスが。
そんなHarmonia(ハルモニア)2月18日発売予定。
3rdアルバムってあるけどIstoriaあったしうみねこあったしカリオペあったし3枚目とかいう気しねー。

月追いの都市- Plus Edition -

月追いの都市新装版も登録されてたー。超欲しい(旧装版持ってるけど

桜庭一樹が出るらしいと聞いてテレビ番組な雑誌見てきたのですが1/2 19:00?21:00!
桜庭さんだけで2時間というわけではないですが、裏番組はぐるナイとヘキサゴンとか見えたような。
ぐるナイはクビ決定戦ダヨーちょーミタイヨー。

しかし年末年始は微妙に豪華だ……
ABCテレビと関西テレビが連日相棒6(再放送)とHERO(再放送)を同時間にぶつけてきよる……

一読永劫 ベストセラー作家が選ぶ名作の風景
サクラバポートレイト(12月11日&13日)

「 Sound Horizon 6th Story Concert 『Moira』 ?其れでも、お征きなさい仔等よ?」
発売日: 2009年3月18日(水)
初回限定盤 特製BOX仕様(KIBM-90186?90187)定価7,200円(税込)
通常盤(KIBM-186?187)定価5,800円(税込)

追加公演を収録とのこと。
ショップ特典マダー?(めぼしいのなければアマゾンさんで買う

ぐるぐるしてる、オンナたち。 (角川文庫)

女の生きかたのなんたるかーというイラストエッセイ。
確かにそうなんだけどとは思うけどよくある感じの愚痴にしか思えない。
ぐるぐるっていうかぐだぐだだなー。

夜の光

「最近の坂木司ダメダメだったけどこれはよいー(意訳」と巡回先の方が言っておられたので手を出してみる。
確かにこれはちょっとよかったー。よかったけど親世代がでてこなければもっとよかったとおもう。挫折するかと思ったところは全部親の話のところなんだよなー。
先生除く親世代が揃いも揃って「男は偉い」「女は大学とか行かんでいい嫁に行け」という古めかしい考えの男尊女卑フィーバーだったのがとても受け付けない。

関東地方地味な県無難で全体的にゆるい進学校の、特にゆるい天体部の3年生4人組の話。
とても個人主義な人間ばかりの今年の3年生は1年以上同じ部で顔をつき合わせているのにお互いのことは良く知らなかった。ある夜、コーヒーショップで4人は偶然遭遇した。
昼間はクラスもグループも違うしもし同じクラスであっても付き合ったりしないだろう組み合わせ。この夜をきっかけに4人は仲良くなった。べったりしたつき合いではないけど。

ゲージとジョーが好きだな。ゲージは馬鹿っぽいところとジョーはいちいち「蜂蜜じゃないし恋人じゃないけど」って律儀に言うところが。

「うまくやるかどうかはあんた次第。泣くほど好きなら、自分で守ることも大事なんじゃないの」
ギィの言葉に、俺は密かに撃ち抜かれる。好きなものを好きだと言うのは、子どもにだってできること。けれど好きなものを守るために、俺は一体何をしたというのだ。

(P259)

ダンススタジオの主宰の方が元宝塚なせいか所々でヅカっぽいものを感じました。
ミラーボールあるしね。階段あるしね。男役的な人いたしね。
頭に羽根はやしている人によるラインダンスもあった。とてもときめきました。
よい時間でした。

図書館で本命本がドドドドと来たので本の虫としてずぶずぶ沈みたい。

200812201238271

カラーイラスト+ラフ+インタビュー+仕事場紹介と
単行本の巻末にありそうなオマケマンガ的なもの3作品×2種類。
せめて去年度中に来てたらなあ、とおもいました。

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